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工場の電気代がここまで減る!遮熱シート導入による省エネ実例と効果の全貌
2025年08月07日(木)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
愛知県豊田市の塗装会社、
代表取締役の丸山です!
工場に遮熱シートを施工すれば省エネが期待できます。真夏の工場内は、35度や36度になるほどサウナ状態になるものです。空調設備を充実させても、十分な効果を得られない場合もあります。
空調設備を整えても、電気代が上がって効果を感じられないのは最悪の状況でしょう。電気代以外に、空調設備への負担も問題です。
そこで遮熱シートを屋根に施工することで、輻射熱による工場内部の気温上昇対策が期待できます。工場内の気温が上昇しなければ、空調の設定温度や風量を抑えられるからです。そうすれば、真夏の空調にかかるコスト上昇を抑えられる可能性が高まります。
ただし、本当に省エネ効果があるのか?と疑う方もいるでしょう。本当に電気代削減につながるのか?施工費用もかかるため、慎重に判断したい方も多数いるはずです。
そこで今回のお役立ちコラムでは、工場の遮熱シートの省エネ効果や電気代の高騰対策についてくわしくお話しします。
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遮熱シートvs遮熱塗料|工場の暑さ対策で本当に効果が高いのはどっち?
冷房を1日中使用していると電気代は高くなる
工場で空調設備を1日中、1か月間動かしていれば電気代が高くなるのは当然です。とくに業務用エアコンのような空調設備だと、消費電力は大きくなります。
電気代を算出する場合、費用を決定するポイントが消費電力です。家庭用エアコンだと、1畳あたりkWで表示されています。業務用エアコンでは、馬力でkWと表示されるのです。1馬力は2.8kW換算となります。馬力が大きければ、空調性能が高いと判断できるのです。
業務用エアコンの計算式
業務用エアコンの電気代の計算は以下の計算式で算出します。
「基本料金(円)= 基本料金単価(円/kW)× 契約電力 × 力率※割引・割増」
力率は、送られた電力の中で実際に使用された電力の割合を示します。力率が85%以上だと、上回る力率に応じて基本料金が1%割引される仕組みです。
85%を下回ると、力率1%に応じて基本料金が1%割増されます。割引と割増の係数は185%から力率を差し引いて算出するのです。
電力量料金の計算式
以下が電力量料金の計算式です。
「電力量料金(円)= 電力量料金単価(円/kWh)× 消費電力(kW)± 燃料費調整額」
この計算式からもわかるように、消費電力が増えれば増えるほど、電気代は高くなることがわかります。
参照:DAIKIN 業務用エアコンの電気代は高い!効果的な節約方法とは
電気代を節約するには?
業務用エアコンをはじめとした空調設備を使用するなら、電気代の節約が求められます。基本的には、定期的な掃除とメンテナンスは欠かせません。エアコン内部のフィルターにホコリが溜まると目詰まりするからです。
空気を吸い込む力が弱くなることで、運転効率は低下します。工場によっては油汚れも付着するでしょう。また、エアコン内部の清掃は、専門業者に依頼したほうが無難です。年に1回程度するだけでも、耐用年数は伸びます。
設定温度の変更
設定温度を調整することで、消費電力を抑えられます。夏の場合、冷房で設定温度を1度上げるだけでも約13%、消費電力を削減できるのです。冬だと、温度設定を1度下げれば10%削減できます。
ただ、定期メンテナンスといってもコストはかかるものです。より効率的に対処したい方もいるでしょう。その場合、遮熱シートが省エネにつながります。
遮熱シートで根本的な問題からアプローチ
遮熱シートは輻射熱という、暑さの根本原因からアプローチする方法です。工場内の暑さ対策としては、業務用エアコンやスポットクーラーなどがあります。
昨今、猛暑とも言える状況になり、増設を行った工場もあるでしょう。空調服を利用して少しでも暑さ対策をしているものです。「まったく対策にならない」とは言えず、それぞれ有効な対処法と言えます。
ただ、不十分であるのも現実としてあるのです。工場内の暑さは建物からの暑さと機械からの暑さの2つがあります。その1つである工場内の暑さは「輻射熱」が原因です。遮熱シートは輻射熱に対してアプローチをする対策と言えます。
工場内が暑くなるのは輻射熱が根本原因
真夏、地域によっては外の気温が40度以上の日も出てくるようになりました。ただ、外が暑いのはともかく、なぜ工場内まで暑くなるのでしょうか?
火に触れると火傷するほど強い熱を感じます。ただ、火に近いだけでも熱いのはなぜでしょうか?触れてもいないのに熱いメカニズム、実は工場内の暑さとも関係しているのです。火に触れてもないのに熱いのは、輻射熱が原因と言えます。
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輻射熱は赤外線のような電磁波で伝わる熱
建物全般に言えるのですが、太陽光に照らされ続けた屋根や外壁は熱くなり、ときには70度以上になる場合もあります。
屋根が熱くなるだけなら、問題ありません。問題は熱くなった屋根が輻射熱となり、建物内部に放射されるからです。そのため建物内部の気温が上昇してしまいます。
業務用エアコンのように、設定温度を下げたり、風量を上げたりしてもなかなか効果が出ないのは輻射熱が原因です。つまり工場内の温度上昇を食い止めるには、輻射熱対策が求められます。その対策として、遮熱シートが助けになるのです。
遮熱シートはアルミ箔をシート状に加工したもの
輻射熱は電磁波の赤外線ですが、物体を通り抜けてしまいます。ただし、赤外線の波長を反射する素材として、アルミ箔があるのです。アルミ箔は赤外線を反射するため、輻射熱を大幅にカットできます。
アルミの純度が高いほど、反射率は高くなるのもポイントです。アルミ純度の高い遮熱シートを屋根や外壁に施工すれば、輻射熱を反射させられます。
このため、工場内の気温が過剰に高くなるのを防げるのです。業務用エアコンも過剰に稼働させなくても済むため、省エネにもつながります。
快適な仕事環境の構築にもつながりますから、従業員も安心して生活できるのです。遮熱材の1つに遮熱塗料もありますが、十分な効果を得られなかった場合ほど、遮熱シートのメリットは大きくなります。
とくに高温になりがちな金属屋根や折板屋根の工場や、空調コストが高騰して、経営を圧迫するほどなら、遮熱シートは大きな意味を持つのです。
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遮熱シートによる工場の省エネで電気代の節約
遮熱シートは、電気代の節約に寄与します。工場内部が暑くなる原因の輻射熱を、97%カットできるのです。工場内の温度上昇を抑えられると、空調設備の効率化が図れます。
実際に遮熱シートを活用して、大幅な省エネや電気代の削減を実現した工場も多数あるのです。
真夏のピーク電力使用量を抑えられると、最大デマンド値を下げることにもつながります。契約容量も下がるために、電気代の基本料金の削減も期待できるのです。
とくに食品関連や精密機械工場は、空調機器の電力使用量は大きくなりがちです。遮熱シートを活用すれば電気代削減が期待できます。
そればかりではなく、労働環境の快適化にもつながるのです。労働災害や作業効率も向上するきっかけにもなります。
実際に遮熱シートを導入して成功した事例
ここからは、実際にサーモバリアという遮熱シートを導入した結果、成功した事例をいくつかご紹介します。
貼っていないところと比べて明らかに涼しい
家具木工制作会社の事例です。工場内の環境は決していいものではありませんでした。従業員のためにも暑さの改善を模索していたのです。
遮熱シートを貼ったときから、すぐに涼しさを実感したようです。貼ったところと貼っていないところを比較すると、明らかに違いがわかるほどでした。
もっと早く知りたかった
家具店の導入事例です。スレートの建物で、暑さに参っていました。入った瞬間に、嫌な熱を感じるようで、エアコンもまったく効かない状況だったのです。新規顧客が来ても暑くてすぐに帰るほどだったので、導入を決めました。
6月24日からの施工で、初日でも違いが出てきたようです。2日、3日目からエアコンが効いて涼しくなったのを実感できました。
遮熱シートによるカーボンニュートラルの実現を目指す
事例からもわかるように、遮熱シートによってエアコンの効きがよくなったといった声が見られました。遮熱対策をすることで、空調に対する負荷が軽くなれば、電力消費量の削減にもつながるのです。
工場や倉庫のような大規模な施設ほど、効果は大きくなります。工場や倉庫では大型の機器も多数あるものです。カーボンニュートラルに取り組んでいる企業にとって、電気代が高騰するのは避けたいものでしょう。
カーボンニュートラルに取り組んでいるなら、CO2排出量も気になるところです。遮熱シートなら、遮熱対策による設備の省エネ化の実現も期待できます。遮熱シートは、カーボンニュートラル実現にも寄与するのです。
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工場や倉庫における電気代の高騰は、経営を直撃する深刻な課題です。業務用エアコンをフル稼働させても効果が薄く、結果として電気代が膨れ上がる状況は珍しくありません。その根本原因のひとつが輻射熱であり、屋根や外壁に蓄えられた熱が内部に放射されることで、工場内の温度が過剰に上昇してしまいます。
遮熱シートはこの輻射熱を97%カットできるため、空調設備の負担を軽減し、電気代削減につながります。実際に導入した企業では、エアコン効率の向上や光熱費の削減、さらに労働環境改善による従業員満足度向上が実現されています。加えて、ピーク時の電力使用量を抑えることで、契約電力料金の基本部分を下げられる点も経営上大きなメリットです。カーボンニュートラルを目指す法人様にとっても、CO2削減効果は無視できません。
株式会社マルヤマでは、工場・倉庫の環境や設備状況に応じて最適な遮熱シート施工プランをご提案しています。電気代削減や環境改善を具体的に検討される際は、ぜひお問い合わせフォームからのお問い合わせ、メールやお電話でのご相談、またはショールームでの実物確認をご利用ください。
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