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【リアル事例】サーモバリアを導入した工場で劇的変化!温度・コスト効果を公開
2025年08月03日(日)
サーモバリアなら、工場内の気温上昇問題の解決が期待できるのです。日本の夏は40度以上になることも多く、年々厳しさを増しています。一般の戸建て住宅に限らず、金属屋根を持つ工場で働く方は苦慮している状況です。
太陽光によって熱くなった屋根からの輻射熱により、室内温度の上昇が問題視されています。気温上昇により工場内の温度が上昇しすぎると、従業員にも悪影響が出るものです。作業環境の悪化や、電力コストの増加などが深刻な課題となっています。
その課題の解決として期待できるのが、サーモバリアです。高性能遮熱シートであり、施工することで輻射熱の影響を抑えられます。
ただ、導入を検討するなら「本当に温度が下がるのか?」「コストに見合う効果があるのか?」といった不安もついて回るものです。
そこで今回のお役立ちコラムでは、サーモバリアの導入事例や効果のほか、費用についてくわしくお話しします。
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「暑さによる工場リスク」はもはや無視できない時代
令和6年、熱中症による死傷災害の発生状況に関して、厚生労働省が公表しています。データによると、職場における熱中症の死傷者(死亡・休業4日以上)では、1,257人でした。
死傷者数と死亡者数ともに、建設業が最も多く続いて製造業の順で発生しています。建設業の場合、外作業のため納得される方も多いかもしれません。ただ、屋内での作業である製造業が2番に位置しています。実際のところ、製造業と建設業の順番は、年によって入れ替わるほど多数を占めているのです。
製造業の場合、作業する現場は工場になりますが、倉庫作業もあるでしょう。両方とも大空間の現場となります。屋根からの熱が室内にこもりやすいので、空調設備を導入したとしても、十分な対策にならない場合もあるのです。
とくに金属屋根や外壁や、折板構造の工場だと、夏場の屋根表面温度が70度を超えるケースもあります。その熱は輻射熱として、工場内部に放射されるのです。空調設備を稼働させても35度以上になることも多数あります。このような厳しい環境化では、作業員の熱中症リスクが高まるのです。
参照:厚生労働省 令和6年「職場における熱中症による死傷災害の発生状況」(確定値)を公表します
輻射熱の仕組み
真夏に建物内部が暑くなるのは、輻射熱が関係します。輻射熱は離れた場所でも、赤外線を介して伝わる熱のことです。赤外線は熱を運ぶ性質があります。輻射熱は温度の高い方から低い方へ伝わるのが特長です。
たとえば、焚き火に近づくほど、熱を感じられるのではないでしょうか。触れてもないのに、熱く感じられるのはまさに輻射熱が理由です。
工場をはじめとした建物の屋根や外壁は、赤外線を含んだ太陽光にさらされています。屋根や外壁は赤外線を吸収し、表面温度が上昇するのです。上昇した熱は輻射熱として、建物内部に放射されます。その影響は気温が下がる夜でも続くのです。
真夏に工場をはじめ建物の気温上昇を食い止めたいなら、輻射熱対策が有効となります。では、輻射熱対策はどのようにすればいいのでしょうか?その答えの1つに、サーモバリアがあります。
「サーモバリア」で屋根からの熱を遮断して根本原因から改善
サーモバリアはアルミ純度99%以上のアルミ箔を使い、輻射熱を97%カットできるため、猛暑対策として大きな効果を発揮します。
遮熱材としては遮熱塗装もありますが、その効果には大きな違いがあります。
遮熱塗装の場合、最大で約15℃程度の屋根表面温度の低減が期待できます。たとえば屋根温度が75℃の場合でも、塗装後は約60℃となり「効果をあまり感じられない」という声も出ています。
一方でサーモバリアのような遮熱シートは、屋根温度を約40℃低減できる性能を持ちます。屋根温度75℃のケースでは35℃前後まで下がり、建物内部の空気温度そのものを快適化できるのです。
この違いから、
・屋根の錆や経年劣化、美観性を守る目的なら「塗装」
・実効的な暑さ対策なら「シート施工」 |
という組み合わせが最適です。
放射率の低さも強み
サーモバリアは放射率が低い点も大きな強みとなっています。物体から放出される熱を閉じ込める特徴があるのです。
この点が、輻射熱対策として期待できます。
表面温度が高くなった屋根や外壁の熱による輻射熱も、サーモバリアによって侵入を防げるのです。そのため、真夏でも涼しい工場環境の維持に寄与します。
同時に冬場にもメリットがあるのです。冬は逆に熱が外へ逃げようとします。サーモバリアがあれば、外へ逃げるのを防げるのです。冬は熱が逃げないため、暖かい室内温度を維持できます。
電気代の高騰対策も期待できる
サーモバリアのような遮熱シートをはじめ、遮熱塗料のような対策は電気代の高騰対策としても期待できます。熱中症対策で、空調設備は命綱と言えるでしょう。
ただし、毎日、工場や倉庫のような大空間を空調設備だけで対処するのは難しい面もあります。冷気が届かない場所は、多少ましな程度で暖かい空気が停滞しているものです。その場所で作業するのも過酷と言えるでしょう。
サーモバリアを施工すれば、空調設備の設定温度も低くできます。空調設備がない箇所でも、過剰な高温になりにくいのです。風量も抑えられますし、だらだらと1日中、全力で稼働させることもなくなります。そのため、空調設備による電気代の高騰対策として期待できるのです。
遮熱シートは内部施工で半永久、外部(屋根)は遮熱塗装との組み合わせが最適解
遮熱シートは、施工場所によって耐久性が大きく変わります。屋根裏や天井裏、壁の内部といった内部施工であれば、紫外線や風雨の影響を受けないため、建物と同等に半永久的な性能維持が可能です。空気温度そのものを下げる効果が得られるため、工場や倉庫の暑さ対策として長期的な安心につながります。
一方、屋根や外壁などの外部施工では、どうしても日射や雨風にさらされるため、経年劣化は避けられません。その場合は、耐用年数の長い遮熱塗装を組み合わせることで、美観性や錆の進行を防ぎつつ、外部の保護と景観維持が可能になります。
つまり、内部の遮熱対策は「遮熱シート」で半永久の快適性を確保し、外部の劣化や美観対策には「遮熱塗装」を併用するのが、もっとも合理的で効果的な組み合わせと言えるのです。
サーモバリア導入事例
ここからは実際に、サーモバリアを導入した事例についてくわしくお話しします。
光熱費30%が削減できた事例
愛知県にある企業の導入事例です。コンテナ事務所での暑さ対策として、サーモバリアスカイ工法を導入しました。
コンテナ事務所のために壁も薄く、事務所内でずっと暑さを感じていたのです。夏の暑さだけではなく、冬の足元の冷えも気になる課題でした。
サーモバリアスカイ工法を導入したことで、事務所内が確かに涼しくなったのを実感しているようです。従業員からも、以前と違って、涼しくなったという声が出てきました。
エアコンを弱設定でも快適に過ごせるようになったため、省エネ効果でも成功したようです。
工場に施工して快適性を確保
岐阜県にある工場の事例です。夏、コンプレッサーが熱くなり、機械がストップして困り果てていました。このような状況を打開するために、サーモバリアスカイ工法を導入しています。
導入した結果、機械が停まらなくなりました。工場内の快適性もアップし、エアコンの効きもよくなったようです。そのため電気代やCO2削減にもつながっています。
多くの導入企業が効果を実感できている
サーモバリアを導入したことで、多くの工場や倉庫で「効果が実感できた」という話が出てきています。サーモバリアを導入したことで、真夏の暑さ対策として多くの課題が解決しています。
熱中症リスクがあるような工場や倉庫で、わざわざ働きたいと思う方はなかなかいません。快適な仕事環境を維持できれば、作業効率化も期待できるのです。
空調設備による電気代高騰対策だけではありません。空調設備自体の負担が軽くなるのもメリットです。機械の寿命も伸びるだけではなく、不調によるメンテナンス頻度も減少します。長期的な視野で見れば、空調設備のランニングコスト削減にもつながるのです。
遮熱塗装とは違って効果のばらつきが少ないのもポイント
遮熱シート以外の対策としては、遮熱塗料もあります。遮熱塗料は塗装業者の技術力や経験が大きく反映される施工です。効果が出るところもあれば、逆に出ないところもあります。原因としては、均一の塗膜にならないという課題です。
サーモバリアではスカイ工法という施工方法があります。屋根に沿ってシートを貼るだけですから、職人の技術力や経験によって大きな差が出にくいのです。
天候にも関係せず、均一な遮熱効果が期待できます。さらに、折板屋根によくある雨漏りを防ぐ効果としても期待できます。輻射熱対策と雨漏り対策が同時に実現できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
サーモバリアの施工価格は現地調査が必須
サーモバリアの施工費用は、建物の構造や屋根の形状、内部施工か外部施工かによって大きく変動します。そのため、一律の価格目安を提示することはできません。
株式会社マルヤマでは、必ず現地調査を行ったうえで、最適な施工方法とともに無料でお見積りをご提案しています。遮熱シートによる快適性の向上や電気代削減効果を踏まえ、長期的に見てもメリットの大きい施工プランをご案内いたしますので、ぜひお気軽にご相談ください。
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工場や倉庫の暑さ対策は、従業員の健康管理だけでなく、生産性や企業の信頼性に直結する重要な課題です。今回ご紹介したサーモバリアは、実測で屋根裏温度を最大9℃低下させ、光熱費を30%削減した事例もあるように、効果の裏付けがある遮熱シートです。
遮熱シートを導入することで、空調負荷を大幅に軽減し、電気代高騰リスクを抑えられるだけでなく、機械の停止防止やランニングコスト削減にもつながります。さらに冬季には室内の熱を逃がさない効果を発揮し、「夏は涼しく、冬は暖かい」快適な職場環境を実現できます。
特に内部施工であれば半永久的に効果を維持できるため、長期にわたり安心して利用できます。一方で屋根表面など外部の美観維持や錆防止には、耐久性の高い遮熱塗装との組み合わせが最適です。これにより、外部は塗装で守り、内部は遮熱シートで温度対策を行うという合理的な施工プランが実現できます。
株式会社マルヤマでは、法人様の事業環境に合わせ、遮熱シートと遮熱塗装の双方を組み合わせた最適なご提案を行っています。導入効果や具体的な施工プランについては、ぜひお問い合わせフォームからのお問い合わせ、メール・お電話でのご相談、またはショールームへのご来店をお待ちしております。
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