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マンションオーナー様必見!!外壁材の爆裂について

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外壁(鉄筋コンクリート)に起きる「爆裂」ってどんな症状?
また、発生の原因や、起きてしまった時に必要な補修工事について詳しく解説していきます。

 

爆裂とは?

建築業界で使われる「爆裂」とは、
鉄筋コンクリート内部の鉄筋が錆びてしまうことで
膨張し、内側からコンクリートを破壊して押し出す症状を指します。

 

爆裂の原因は?

建物が古くなり劣化が進行したことにより表面にクラックと呼ばれるひび割れが生じます。
クラックから侵入する空気や雨水などによって、

内部の鉄筋が錆び、
錆びた鉄筋が徐々に体積を膨張していき内側からコンクリートを押し出すことによりコンクリートの爆裂が発生するのです。

アルカリ性であるコンクリートが雨や紫外線に曝されることにより、コンクリート内部のカルシウム化合物が大気中の二酸化炭素と反応し、徐々にアルカリ性を失うことを中性化といいます。

コンクリートの中性化が進行するとコンクリート内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートがひび割れやかつ剥落を起こします。

 

爆裂を放置するとどうなる?

鉄筋の茶色い錆汁が表面に現れるなど、建物の景観が悪くなるだけではなく、
コンクリート片の落下や崩落により、人やモノに接触して損害を負わせてしまう危険性があります。
また、爆裂が起こると耐久性は加速度的に低下します。

 

爆裂の補修工事はどのように行うの?

①爆裂箇所を確認する

補修箇所に漏れが無いように、建物全体を細かく確認します。

 

②斫り(はつり)

ハンマー等で補修箇所の脆くなっているコンクリートを削り落として、鉄筋を露出させます。

 

②錆落とし

再発を防ぐため、ブラシなどで錆を綺麗に落としていきます。
その後、錆止(さびどめ)をコンクリートや鉄筋に塗装します。

 

 

④モルタルで補修

プライマーを塗布した後、樹脂モルタルで埋め戻し成形します。

 

⑤乾燥~塗装

モルタルが硬化・乾燥したら塗装して仕上げます。

 

 

爆裂を予防するには?

ひとたび爆裂が発生すると、上述したような下地の補修が必要となってきます。
少し早めのメンテナンスをすることで工事費用も抑えていくことに繋がります。

コンクリートの劣化症状として現れやすいのは
クラック(ひび割れ)です。
このクラックに早めの対処をすることで、爆裂へと繋がる事態を回避することができます。

ひび割れの大きさによっても対処方法が変わってきますので、
調査は専門知識がある者が行うのが安心です。

せっかく補修するのであれば今度は中性化するのを防ぐ塗料を使用することをお勧めします。

建物の美観を保持するだけでなくコンクリートの中性化から建物を守ることができる塗料を選ぶ必要があります。

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