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お役立ちコラム
アパート外壁の劣化症状チェックリスト|放置が資産価値を下げるサインと修繕の最適タイミング
2025年10月14日(火)

スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
愛知県豊田市の塗装会社、
代表取締役の丸山です!
アパートの外壁は、入居者や見学者が最初に目にする「建物の顔」です。
しかし、多くのオーナー様が気づかないうちに進行しているのが“外壁劣化”。表面上は小さな変化に見えても、内部では防水機能が低下し、下地や構造体にまで悪影響を及ぼすことがあります。
今回のお役立ちコラムでは、外壁の劣化を単なる「修理」ではなく、資産価値を維持するための経営判断として捉え、代表的な劣化症状と放置によるリスク、そして修繕のベストタイミングを分かりやすく解説します。
外壁の劣化症状を見逃すな!オーナーが判断すべき5つのチェックポイント

アパートの外壁は常に紫外線・風雨・気温差にさらされており、見た目以上にダメージを受けています。劣化を放置すれば、塗装だけでなく下地・断熱層・内部構造まで修繕が必要となり、修繕費は数十万〜百万円単位で膨らみかねません。逆に、早期発見できれば「塗り替え+部分補修」で済み、長期的なメンテナンスコストを大幅に抑えられます。
オーナー様自身が定期点検で劣化を把握できるよう、まずは代表的な症状を以下の5つの視点でチェックしてみましょう。
| チェック項目 | 症状の特徴 | 想定される原因 | 放置リスク | 対応策の目安 |
| チョーキング | 壁を触ると白い粉が付く | 紫外線で塗膜樹脂が分解 | 塗膜剥離・防水性能低下 | 再塗装を検討する初期サイン |
| ひび割れ(クラック) | 細い線状のひび・幅0.3mm超は要注意 | 乾燥収縮・下地変形 | 雨水浸入・下地腐食 | 早期補修または部分塗装 |
| シーリング切れ | 継ぎ目が硬化・剥離・隙間 | 経年劣化・紫外線・温度差 | 雨漏り・木部腐朽 | シーリングの打ち替えまたは増し打ち |
| カビ・藻の発生 | 北面や日陰に緑黒い斑点 | 湿気・塗膜防水性の低下 | 塗膜劣化・外観悪化 | 防カビ塗料による再塗装・洗浄 |
| 色褪せ・光沢低下 | 日焼けのように色が薄くなる | 紫外線・酸性雨 | 美観低下・塗膜劣化の進行 | 再塗装による保護層の再生 |
この表の中で2つ以上当てはまる場合は、劣化が進行段階にあると考えてよいでしょう。
チョーキング・ひび割れ・シーリング切れ|代表的な劣化の見分け方
「チョーキング」・「ひび割れ」・「シーリング切れ」これら3つは、外壁の“防水機能低下”を知らせる最も分かりやすいサインです。
チョーキング(白い粉)は、塗膜の樹脂成分が紫外線に分解されている状態です。見た目は軽微でも、雨水を弾く力がすでに落ちており、下地にまで浸透しやすくなっています。早期の再塗装で防水性能を復元できます。
ひび割れはクラックとも呼ばれています。ヘアークラック(0.1〜0.3mm程度)なら塗装で補修可能ですが、0.3mmを超えるクラックは内部まで達している可能性が高く、雨水侵入のリスクがあります。放置すれば外壁内部に湿気がこもり、断熱材や構造木材の腐食を招く恐れがあります。
さらに見落とされやすいのがシーリング切れです。外壁パネルの継ぎ目に使用されるシーリングは、紫外線で硬化し、弾力を失うとひび割れ・剥離を起こします。この隙間からの水分侵入は、外壁材裏の金具やサッシ周辺を腐食させ、最終的には雨漏りにつながります。
3つの症状が同時に見られる場合は「全面的な塗り替え検討」が必要なタイミングです。
カビ・藻・色褪せが示す“塗膜劣化の初期サイン”とは?
カビや藻、色褪せは見た目が悪くなるだけでなく、塗膜の防水力が低下した初期段階を示しています。
外壁表面に水分が残りやすくなると、汚染物質や微生物が繁殖し、塗膜内部にまで根を張ることで劣化を加速させます。特に北面や隣家との間が狭い場所は日当たりが悪く、湿気がこもるため注意が必要です。
色褪せは紫外線による酸化反応の結果であり、塗膜が“保護膜”としての役割を失い始めている状態です。放置すると、次の段階でチョーキングやクラックが発生し、劣化が連鎖的に進行します。
これらの初期サインが見られた時点で再塗装を行えば「軽微な補修+塗り替え」で美観と防水性を同時に回復できます。
逆に後回しにすれば、足場設置・下地補修費・内部補修費が一気に増加します。オーナー様としては、これらを“早期対応で防げる経営コスト”と捉えることが重要です。
外壁劣化を放置したときのリスクと修繕の最適タイミング

外壁の劣化を「もう少し様子を見よう」と放置することが、最も危険です。軽度な劣化のうちは見た目の問題だけで済みますが、次第に構造部分へのダメージが進行し、修繕費が倍増するケースもあります。この章では、放置によって生じる経営上のリスクと、塗り替えを判断するタイミングを具体的に紹介します。
雨漏り・入居者離れ・補修費高騰を防ぐ「予防的修繕」の考え方
外壁の劣化を放置すると、見えない箇所からの雨漏りが進行し、内部の断熱材や木部が腐食するケースがあります。
実際、雨漏りが発覚した時点では、すでに修繕費が当初の2〜3倍に膨らむことも珍しくありません。さらに、雨染みやカビ臭による入居者クレーム、退去、物件の口コミ悪化という二次的損失も発生します。
そのため定期点検を通じて「早めに補修する=費用を抑える」という発想に切り替えることが重要です。劣化が進む前に打診調査や赤外線診断で状態を把握し、必要な部分だけを先行補修すればコストを最小限に抑えられます。
予防的修繕を続けることで、外壁の耐用年数を延ばし、建物全体の資産価値を安定的に維持できます。
築年数・立地・素材別に見るベストな塗り替えサイクル
まず、塗り替え時期の目安は「築10〜15年」とされています。塗膜の防水性は年数とともに低下し、紫外線・酸性雨・温度差による膨張収縮で徐々に劣化が進みます。特に沿岸地域では塩害、交通量の多い地域では排ガスによる汚染で劣化が早まる傾向があります。
外壁材ごとの目安を示すと、モルタル外壁は10〜12年、窯業系サイディングは12〜15年、金属サイディングは15〜20年が一つの基準です。
「劣化症状が出てから」ではなく「耐用年数を迎える前」に点検することが最善という点です。定期点検を基に修繕計画を立てることで、計画的な資金管理と施工品質の両立が可能になります。
FAQ|アパート外壁の劣化と修繕判断に関するよくある質問

アパートの外壁劣化は、初期段階では見た目に大きな変化がなくても、内部では防水性能が確実に低下しています。オーナー様が判断を迷いやすいのは
「どの程度の劣化なら様子を見てもよいのか」
「今すぐ修繕すべきなのか」
という判断ラインです。
ここでは、外壁診断や補修に関して特によく寄せられる4つの質問を、実務的な視点から解説します。修繕の“最適なタイミング”を見極めるヒントとしてご活用ください。
Q1.チョーキングが出ていてもすぐ塗り替える必要はありますか?
チョーキング(手で触ると白い粉が付く現象)は、外壁塗膜の樹脂が紫外線で分解された状態を示します。
軽度であれば直ちに塗り替える必要はありませんが、防水機能の低下が始まっているため「放置は厳禁」です。
チョーキングが起こっているということは、外壁表面の保護層がすでに失われ、雨水が吸収されやすくなっている状態です。乾燥時に粉が多く付着する、または艶が完全に失われている場合は、塗膜の寿命を迎えているサイン。
この段階で再塗装すれば下地補修も最小限で済みますが、放置してクラックや剥がれに発展すれば、足場+下地補修の費用が倍以上になることもあります。早めの専門診断と見積り比較が、結果的にコストを抑える最善策です。
Q2.ひび割れが小さい場合でも雨漏りのリスクはありますか?
結論から言えば、あります。ひび割れは「深さ」が問題であり、見た目が小さくても内部への浸水経路となるケースが少なくありません。
幅0.3mm以上のクラックは、表面塗膜だけでなく下地やモルタル層まで到達している可能性が高く、毛細管現象によって雨水が侵入します。特にベランダ下やサッシまわり、日陰面のひびは水分が乾きにくいため、内部の断熱材や鉄骨の腐食につながる危険があります。
また、目に見えるクラック以外にも、外壁の裏側で“構造的な微細亀裂”が進行している場合もあり、これが後の雨漏りや膨れの原因になることも。早期に赤外線調査や散水テストを行い、内部の浸水有無を確認しておくと安心です。
Q3.シーリング切れだけを先に直すことは可能ですか?
可能です。むしろ「シーリングだけ先行補修」は非常に効果的なメンテナンス方法です。
外壁の継ぎ目やサッシまわりのシーリングは、紫外線や熱によって最初に劣化しやすい部分。放置すれば、そこから雨水が侵入し、外壁の内部腐食・断熱材の湿気・塗膜の浮きなどを引き起こします。
まだ外壁全体の塗り替えを行う時期ではなくても、シーリングだけ打ち替えておけば、劣化の進行を数年遅らせることができます。特に築7〜10年の物件では「部分補修→次回塗装時に全面更新」という二段階の戦略を取ることで、キャッシュフローの安定と資産維持を両立できます。
Q4.劣化診断は無料でどこまで見てもらえますか?
多くの専門業者では、外壁・屋根・シーリングなどの目視点検、劣化写真撮影、報告書作成まで無料で対応しています。
ただし、無料診断の内容は業者によって差があるため「どの範囲をどの方法で診断するか」を確認しておくことが大切です。
理想的な診断内容としては、
- 外壁全体のチョーキング・ひび割れ・色褪せチェック
- シーリングの硬化・隙間測定
- 雨水の侵入リスク部位(サッシ・ベランダ・屋根)の確認
- 必要に応じたドローン点検や赤外線診断
を行い、結果を写真付きで提示してくれることです。
診断の目的は「今すぐ工事を決める」ことではなく「現状を見える化する」こと。正確なデータをもとに、数年先の修繕計画を立てることが、無駄なコストを減らす第一歩になります。
アパート外壁の劣化診断はマルヤマへ|資産を守る最初の一歩を

今回のお役立ちコラムでお伝えしたように、外壁のチョーキングやひび割れ、シーリング切れは「そろそろ塗り替え時期ですよ」という建物からのサインです。
これらを見過ごすと、雨水が内部に入り込み、下地の腐食や雨漏り被害、さらには入居者クレームや空室増加など、経営面にも影響が及びます。つまり、外壁の劣化対策は“修理”ではなく、“資産管理の一部”と考えることが重要です。
プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマでは、外壁やシーリングの劣化診断を無料で行い、現状の状態を写真付きで分かりやすくレポートします。診断結果をもとに、補修・塗装の最適なタイミングや塗料選定を提案し、オーナー様のキャッシュフローに無理のない修繕計画を立てることが可能です。
「まだ大丈夫」と思っていた時期にこそ、早期のチェックが将来の支出を減らす最大のチャンスです。お問い合わせはフォーム・メール・電話、またはショールームでお気軽にどうぞ。
マルヤマが、あなたのアパートを長く安心して運用できる建物へと導きます。
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