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ガルバリウム鋼板外壁のメリット・デメリット|費用・耐久性・施工事例を解説

ガルバリウム鋼板外壁のメリット・デメリット|費用・耐久性・施工事例を解説

スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!

愛知県豊田市の塗装会社、

プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマです。


代表取締役の丸山です!

外壁をガルバリウム鋼板にするか迷っている方はいませんか?ガルバリウム鋼板は金属サイディングボードと呼ばれる外壁材の一種で、軽くて丈夫な上に耐久性も高いため、近年多くの住まいで採用されています。

今回のお役立ちコラムでは、ガルバリウム鋼板外壁のメリット・デメリット、費用や他の外壁材との比較について詳しく解説しますので、参考にしていただければ幸いです。

ガルバリウム鋼板とは

ガルバリウム鋼板は、外壁や屋根の材料として広く使われている金属板の一種です。鋼板の表面にアルミニウム・亜鉛・シリコンを混ぜた、めっき層を施したものであり、正式には「溶融55%アルミニウム-亜鉛合金めっき鋼板」と言います。略して「ガルバ」とも呼ばれることもあるでしょう。

ガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板のメリット

ガルバリウム鋼板のメリットは以下の通りです。ざっくりと表現するならば、軽量でサビにも強い鋼板であり、コストパフォーマンスの面でも優れています。

軽量なので耐震性が高い

外壁材の重さ比較(1㎡あたり)
ガルバリウム鋼板:約3.6kg〜7kg

窯業系サイディング:約17kg〜20kg

モルタル:約30kg〜50kg

ガルバリウム鋼板の最大のメリットは、その軽さです。最も普及している窯業系サイディングの約1/3の重さ、そしてモルタル壁の約1/10の重さしかありません。

そのため、建物への負担を大幅に減らせます。特に屋根材として使用する場合、建物が軽くなることで地震の揺れによる負担が軽減され、耐震性が向上するでしょう。

サビに強く、耐久性が高い

ガルバリウム鋼板は、鋼板の表面にアルミニウムと亜鉛の合金をめっきすることで、高い防サビ性を実現しています。

高い防サビ性の秘密はアルミニウムの耐食性と亜鉛の「自己犠牲作用」(キズが付いた部分の亜鉛が代わりにサビることで、鋼板本体へのサビの広がりを防ぐ作用)が組み合わさっている)があるためです。

これにより、耐用年数は20〜40年と長く、メンテナンスの手間が少なくて済みます。

デザイン性が高い

シンプルでシャープなデザインは、現代的な建築物と相性が良く、スタイリッシュな外観を演出できます。豊富なカラーバリエーションや、横葺き・縦葺きといった施工方法によって、様々な表情を作り出せるでしょう。

4.コストパフォーマンスに優れている

外壁材の価格比較(1㎡あたり)
ガルバリウム鋼板:4,000円〜7,000円

窯業系サイディング:4,000円〜9,000円

モルタル壁:6,000円〜10,000円

タイル壁:10,000円〜20,000円

初期費用は、モルタルやタイルなどの外壁材に比べて安価な場合が多い印象です。また、メンテナンスの手間が少ないため、長期的に見ても経済的な負担を抑えられます。

ガルバリウム鋼板のデメリット

ガルバリウム鋼板にはデメリットもいくつかあります。これらも把握してから導入を検討しましょう。

断熱性や遮音性が低い

金属は熱を伝えやすく、音も響きやすい性質があります。このため、ガルバリウム鋼板の屋根は、夏場に熱を伝えやすく、雨音が響きやすいというデメリットがあります。

ただし、最近では断熱材や遮音材が裏面に貼り付けられた製品も多く開発されており、これらのデメリットは解消されつつあると言えるでしょう。

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キズが付くとサビることがある

ガルバリウム鋼板はサビにくい素材ですが、深いキズが付いてめっき層が剥がれ、内部の鋼板がむき出しになってしまうと、そこからサビが発生する可能性もあります。また、沿岸部や塩害地域では、サビの進行が早まるでしょう。

業者によって施工品質に差が出やすい

ガルバリウム鋼板の施工には、板金加工の技術が必要です。業者によって施工の質に差が出やすく、施工不良が原因で雨漏りやサビが発生することもあります。信頼できる実績豊富な業者を選ぶことが重要です。

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ガルバリウム鋼板外壁の費用

ガルバリウム鋼板外壁の費用

ガルバリウム鋼板外壁の費用は以下の通りです。新築で採用するか、外壁材を交換するのかで費用は変わります。

新築でガルバリウム鋼板を外壁に採用する場合

新築住宅でガルバリウム鋼板を外壁に採用する場合、費用は1平方メートルあたり4,000円〜7,000円が相場です。この金額には材料費と施工費が含まれています。一般的な住宅の外壁面積は150平方メートル前後なので、総額では60万円〜105万円が目安となるでしょう。

リフォームでガルバリウム鋼板を外壁に採用する場合

リフォームの場合、既存の外壁の状態や施工方法によって費用が変わります。主な施工方法は「重ね張り(カバー工法)」と「張り替え」の2つです。

重ね張りでガルバリウム鋼板にする(カバー工法)

・費用相場:1平方メートルあたり7,000円〜10,000円

・総額目安:105万円〜150万円(外壁面積150平方メートルとして)

既存の外壁の上から新しいガルバリウム鋼板を重ねて張る工法です。既存の外壁を撤去する費用や手間がかからないため、費用を抑えられ、工期も短くなります。

また、既存の外壁と新しいガルバリウム鋼板の二重構造になることで、断熱性や遮音性が向上する効果も期待できるでしょう。

ガルバリウム鋼板に張り替えをする

・費用相場:1平方メートルあたり10,000円〜15,000円

・総額目安:150万円〜225万円(外壁面積150平方メートルとして)

既存の外壁をすべて撤去し、ガルバリウム鋼板に張り替える工法です。下地から新しくすることで、建物の状態を根本から改善できます。外壁内部の腐食などを発見・補修できるため、より安心なリフォームが可能です。

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ガルバリウム鋼板と他の主な外壁材を比較

ガルバリウム鋼板と他の主な外壁材を比較

ガルバリウム鋼板と他の主な外壁材の違い・比較は以下の通りです。それぞれ長所があるため、どちらが良いかは予算や環境、求めるデザインなどによって異なります。

ガルバリウム鋼板と窯業系サイディングを比較

日本で最も普及している外壁材が、セメント質と繊維質を主原料とした窯業系サイディングです。窯業系サイディングは、デザインの豊富さと価格の安さが魅力となります。

しかし、防水性を保つために7〜10年ごとの定期的な塗り替えとシーリングの補修が不可欠です。一方でガルバリウム鋼板は、初期費用はやや高くなる傾向にありますが、丈夫で防水性も高く、メンテナンスの手間と費用を大幅に削減できます。

ガルバリウム鋼板と木質系サイディングを比較

木質系サイディングは、天然木を加工した外壁材で、木ならではの温かみと美しい質感が大きな魅力です。木質系サイディングは、自然素材の風合いを活かしたい方に人気ですが、定期的な再塗装や防腐処理が不可欠です。メンテナンスを怠ると、腐食やひび割れ、変色といった劣化が急速に進んでしまいます。

ガルバリウム鋼板は、木質系サイディングと比べるとかなり丈夫で腐食(カビやコケなど)やひび割れの心配は少ない印象です。また初期費用も比較的安価に抑えられるでしょう。

ガルバリウム鋼板と樹脂系サイディングを比較

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂が主原料のサイディングで、軽量で耐久性が高いのが特徴です。アメリカやカナダで広く普及しています。樹脂系サイディングの最大のメリットは、軽量で基本的に塗り替えが不要な点です。

そのため、メンテナンス費用を大幅に削減できます。ガルバリウム鋼板と多くの特性は似ていますが、日本ではまだ普及率が低く、専門的な知識を持った業者が少ないのが現状です。デザインの選択肢もガルバリウム鋼板より限られます。

ガルバリウム鋼板とモルタルを比較

モルタルは、セメントと砂を混ぜて塗ることで形成される外壁材です。モルタルは、職人の手作業で仕上げるため、味わい深い独特なデザインが魅力となります。しかし、地震や経年によるひび割れ(クラック)が発生しやすく、そこから雨水が浸入するリスクもあるため定期的なメンテナンスは必須になるでしょう。

ガルバリウム鋼板はひび割れの心配がなく、軽量で耐震性に優れている点が大きな違いと言えます。

FAQ|ガルバリウム鋼板外壁についてよくある質問

ガルバリウム鋼板外壁の採用を検討する際に、多く寄せられる疑問をまとめました。素材特性・費用・メンテナンス・施工会社の選び方まで、判断材料としてご活用ください。

Q.ガルバリウム鋼板外壁の耐用年数はどのくらいですか?

適切な施工と定期点検を前提に20〜40年が目安です。沿岸部や工場地帯など腐食因子が強い地域では、点検・補修のサイクルを短めに設定すると安心です。

Q.メンテナンスはどれくらいの頻度で必要ですか?

外壁洗浄は年1回程度、目視点検は年1〜2回、再塗装は環境により12〜20年が目安です。シーリングの劣化や傷・もらいサビは早期補修が長寿命化の鍵です。

Q.断熱・遮音が心配です。改善できますか?

裏打ち断熱材一体型パネルや通気胴縁+断熱材の併用で改善可能です。プランにより夏季の熱ごもりや雨音も抑えられます。

Q.既存の窯業系サイディングからガルバへ“重ね張り”はできますか?

可能です(カバー工法)。既存撤去が不要なぶん工期・廃材コストを抑えられ、二重構造で断熱・遮音も向上しやすくなります。下地劣化が大きい場合は張り替えを検討します。

Q.サビにくいと聞きますが、キズが入ったときは?

深いキズでめっき層を超えて鋼板が露出すると局部腐食の恐れがあります。早期に補修塗装・シーリングで保護すれば拡大を防げます。沿岸部では定期点検を推奨します。

外壁の選択で後悔しないために|マルヤマが安心をサポート

外壁の選択で後悔しないために|マルヤマが安心をサポート

ガルバリウム鋼板外壁は、軽量で耐震性が高く、サビに強くて長寿命という大きな魅力があります。デザインの自由度やコストパフォーマンスにも優れ、窯業系サイディングやモルタルと比較しても長期的に見れば経済的です。

しかし、断熱性や遮音性の弱点、そして施工品質によって結果が大きく変わる点は注意が必要です。だからこそ、素材の特性を正しく理解し、施工技術に信頼のおける業者を選ぶことが何よりも大切です。

プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマでは、外壁の現地診断から最適な施工プランのご提案、カラーシミュレーションまで一貫してサポートいたします。ご相談やお見積もりは無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。フォームからのご依頼はもちろん、メールやお電話でのご相談、ショールームでの直接のご相談も大歓迎です。

外壁リフォームを安心して進めたい方は、ぜひマルヤマへお任せください。

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