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お役立ちコラム
戸建ての外壁・屋根・ベランダ…どこにいくら?メンテナンス費用を徹底比較
2025年08月23日(土)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
愛知県豊田市の塗装会社、
代表取締役の丸山です!
💬「家って、どの部位のメンテナンスにどれくらいお金がかかるの?」
💬「外壁や屋根はイメージできるけど、ベランダや窓も必要なの?」
💬「将来的なコストを見通したい!」
戸建て住宅は、建てて終わりではありません。長く快適に住み続けるためには、外壁や屋根をはじめ、ベランダや窓などの部位ごとに定期的なメンテナンスが必要です。ですが「実際にどこにいくらかかるのか」はイメージしづらいですよね。
そこで今回のお役立ちコラムでは、部位ごとの相場やメンテナンス周期を徹底的にお話していきます。これからリフォームや修繕を検討する方はぜひ参考にしてください。
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外壁のメンテナンス費用
外壁は住宅全体を外部から守る「鎧(よろい)」のような存在です。紫外線・風雨・排気ガス・湿気といった外的要因に毎日さらされ、どうしても劣化が進みます。
とくに戸建て住宅は四方が露出しているため、マンションより外壁の負担が大きいのが特徴です。
費用相場:80万〜150万円(延床30坪前後の住宅の場合)
周期:およそ10〜15年に一度が目安
工事内容:外壁塗装、防水シーリングの打ち替え、ひび割れ補修など
劣化サインを見逃さない
外壁のメンテナンスが必要かどうかは、日常のちょっとした観察で判断できます。
- 外壁の色があせ、触ると粉が手につく(チョーキング現象)
- 窓枠や目地のコーキングが割れて隙間ができている
- 雨のあとに外壁にシミが残る、あるいは内部に湿気が伝わる
こうした症状を放置すると、塗膜だけでなく外壁材そのものが劣化し、雨水が内部へ侵入します。木材や断熱材が腐食し、最悪の場合は構造体の交換まで必要になり、修繕費用が2倍〜3倍に膨れあがるケースも少なくありません。
外壁材によって費用も変わる
外壁材の種類によってもメンテナンスコストや寿命は異なります。
- 窯業系サイディング:国内で最も多く使われる外壁材。塗装周期は10〜15年が目安。
- モルタル外壁:デザイン性は高いが、ひび割れが入りやすいため定期補修が必須。
- 金属サイディング:サビや塗膜はがれに注意。比較的軽量で地震対策にも有効。
自宅の外壁材を把握しておくと、適切な時期にメンテナンス計画を立てやすくなります。
費用をおさえるコツ
外壁塗装では「足場代」が数十万円単位でかかるため、屋根・ベランダ・雨樋の工事と同時におこなうのがおすすめです。また、塗料のグレード選びもポイントで、安価な塗料を選ぶと工事費はおさえられます。
ですが、耐久性が短いために長期的に見れば耐久年数が長いシリコンやフッ素系を選んだ方が、結果的にコストパフォーマンスが高い場合もあります。
屋根のメンテナンス費用
屋根は普段目に入りにくい部分ですが、建物全体を雨や日差しから守る最重要パーツです。劣化すると雨漏りの原因になり、内装や柱・断熱材にまで被害が広がることがあります。
とくに日本は台風や豪雨が多いため、屋根は「見えないけれど最もリスクが高い部分」といえるでしょう。
目安となる費用相場感は以下の通りです。
- 屋根塗装:60万〜100万円
- カバー工法(既存屋根に新しい屋根材をかぶせる):100万〜200万円
- 葺き替え(既存屋根を撤去し全面交換):120万〜250万円
周期としては、施工の種類によって異なります。
- 塗装:10〜15年
- カバー工法:20〜30年
- 葺き替え:30〜40年
屋根材ごとの特徴と耐用年数
屋根材によって寿命やメンテナンス方法が変わります。
スレート屋根(化粧スレート):国内で広く普及。10〜15年ごとに塗装が必須。放置すると割れやすく、雨漏りリスクが高い。
瓦屋根:耐久性は高く、葺き替えは30〜40年が目安。ただし地震時にずれやすいので定期点検が大切。
金属屋根(ガルバリウム鋼板など):軽量で耐震性に優れる。20〜30年持つが、サビや色あせが出やすい。
自宅の屋根材を把握しておけば、次回メンテナンスの時期を計画的に予測できます。
劣化サインを見逃さない
- 瓦やスレートのひび割れ・欠け
- 棟板金の浮きや釘の抜け
- 屋根裏の雨染みやカビ臭
これらは雨漏りの前兆です。とくに棟板金は強風で飛ばされることがあり、近隣トラブルの原因にもなります。さらに、屋根の不具合をそのままにしておくと、雨水が構造体に浸透して柱や梁を腐らせます。
最初は数万円で済んだ補修が、数年放置で100万円を超える大規模修繕に発展することも珍しくありません。
費用をおさえるコツ
屋根は足場が必要になるため、外壁塗装と同時に施工すると足場代(20〜30万円)を節約できます。また、最近はドローンを使った点検を無料でおこなう業者もあり、高所に上がらず安全に診断可能です。
写真付きで劣化状況を示してくれる業者を選ぶと、工事の必要性を納得して判断できます。
ベランダ・バルコニーのメンテナンス費用
ベランダやバルコニーは面積が小さいため軽視されがちですが、防水層の劣化を放置すると建物全体に大きな被害をおよぼす要注意ポイントです。
費用相場:10万〜40万円
周期:10年前後ごとに防水工事
工事内容:ウレタン防水(柔軟で施工しやすい)、FRP防水(耐久性が高い)、シート防水(広い面積向き)など
劣化サインとしては以下のようなものが当てはまります。
- 表面のひび割れや膨れ、色あせ
- 防水層のはがれやめくれ
- 雨上がりでも水が残る「水たまり」状態
こうした症状が出ている場合、すでに防水性能が低下しているサインです。防水層が切れて雨水が侵入すると、階下の天井や柱にまで被害がおよびます。
最初は数万円の補修で済んだものが、放置すると100万円近い大規模工事に発展するケースもあります。
費用をおさえるコツ
外壁塗装や屋根工事のタイミングでまとめて点検・施工するのが効率的です。足場を共用できるため、その分費用を節約できるのです。
窓まわり・サッシのメンテナンス費用
窓やサッシは外壁や屋根ほど目立ちませんが、実は住まいの快適性や光熱費に大きな影響を与える部分です。気密性が落ちれば隙間風や結露が発生し、冷暖房効率が悪化して家計を圧迫することもあります。
目安となる費用相場は以下の通りです。
- シーリング打ち替え:数万円〜10万円前後
- 内窓(二重窓)の設置:1箇所あたり5万〜15万円
周期:およそ10年前後でコーキングが劣化
劣化サインには以下のようなものが当てはまります。
- サッシの隙間から風が入る
- ガラスや枠のまわりに結露が頻発
- 開閉が重い・鍵がかかりにくい
こうした症状は、見た目以上に断熱性や防音性の低下につながります。放置するとカビやダニの発生源になり、健康面にも悪影響をおよぼすことがあるのです。
費用をおさえるコツ
小規模な補修なら数万円で済むケースも多く、外壁塗装や屋根工事と同時に依頼すれば足場代を分担できて効率的です。
また、断熱性能を高める窓リフォームは補助金の対象になることも多いため、制度を活用すれば実質的な負担をおさえられます。
玄関ドア・付帯部のメンテナンス費用
玄関や雨樋・破風板などの付帯部は、外壁や屋根のように大規模ではないものの、日々の暮らしや家の印象に大きく関わる部分です。見落としがちですが、定期的な点検が欠かせません。
費用相場としては以下のような価格帯が目安となります。
- 玄関ドア交換:20万〜40万円
- 雨樋交換:10万〜30万円
- 破風板・軒天補修:数万円〜
周期:おおよそ10〜20年ごとに点検・交換
劣化サインは以下のようなものが当てはまります。
- 玄関ドアの建て付けが悪く、開閉が重い
- 鍵がかかりにくい、隙間風が入る
- 雨樋が割れて雨水があふれる
- 軒天に黒いカビやはがれが見られる
玄関は家の顔です。劣化すると防犯性も低下し、資産価値にも影響します。また、雨樋の不具合を放置すると外壁に雨だれ汚れがつき、見た目の印象を損なうだけでなく、外壁材の寿命を縮める原因にもなります。
費用をおさえるコツ
外壁や屋根と同時にメンテナンスすれば、足場代を節約できます。玄関ドアの交換は「カバー工法」という工事方法なら、壁を壊さずに1日で工事が完了します。
そのため、費用と工期をおさえやすいです。雨樋や破風板も、外壁塗装とセットでメンテナンスすれば効率的です。
部位ごとのメンテナンスコスト比較表
家のメンテナンス費用は部位ごとに大きな差があり、優先順位をつけないと「どこから手をつければいいのか分からない…」という状況になりがちです。
そこで、外壁・屋根・ベランダ・窓・玄関といった主要部分の費用相場・周期・放置した場合のリスクを一覧表にまとめました。
この表を参考にすれば修繕計画を立てやすくなり、予算の目安もイメージしやすくなります。
部位 | おもな工事内容 | 費用相場 | 周期の目安 | 放置リスク |
外壁 | 塗装・補修 | 80万〜150万 | 10〜15年 | 防水性低下→雨漏り・腐食 |
屋根 | 塗装・葺き替え | 60万〜250万 | 10〜40年 | 台風被害・雨漏り |
ベランダ | 防水工事 | 10万〜40万 | 10年前後 | 下階への漏水・内装被害 |
窓 | コーキング・内窓 | 数万〜15万 | 10年前後 | 結露・断熱低下 |
玄関・付帯部 | ドア・雨樋・破風板 | 数万〜40万 | 10〜20 年 | 見栄え悪化・浸水 |
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戸建てのメンテナンスは「どこにどのくらいの費用がかかるか」を把握することで、無理のない資金計画が立てられます。
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戸建てメンテナンスについて関心を持つことは、安心して長く暮らすための第一歩となります。定期的な点検と計画的な予算準備で、大切な住まいを守りましょう。ご相談はお気軽にどうぞ!
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