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外壁塗装の剥がれはDIYで直せる?費用と手順をわかりやすく解説
2025年07月12日(土)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
愛知県豊田市の塗装会社、
代表取締役の丸山です!
外壁塗装剥がれ補修は、diyで行えるか検討中の方もいるかもしれません。住まいの外壁で小さな塗装剥がれが見つかると、気になるものです。
範囲が小さいと「業者に依頼するほどではない?」と考えるのも仕方ありません。そうなるとdiyで自力補修になります。塗装専門業者に依頼する費用も浮くためお得です。
ただ、外壁塗装は専門知識や技術力のほか、経験が求められます。「素人でも外壁塗装剥がれをdiyで補修できるの?」と不安になるのも当然です。
diyで外壁塗装の剥がれを行うなら、最低限どのような準備が必要か?一般の方でも対応できるのか?できないレベルか?など、事前に知っておきたいところでしょう。
そこで今回のお役立ちコラムでは、外壁塗装剥がれ補修diyについてくわしくお話しします。
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【豊田市】サイディングの劣化症状は?外壁塗装は劣化対策になる?
外壁塗装の剥がれ補修は本当にdiyで行える?
外壁塗装の剥がれは、美観だけの問題では治まりません。建物全体の劣化につながる大問題です。軽度の剥がれなら、diyでの補修もできます。ただし「軽度」という点を押さえなければなりません。
軽い表面の浮きや部分的な塗膜の剥がれなら、diyでも対処できる可能性があります。
下地への影響が少なく、剥がれにも対応できる可能性もあるでしょう。剥がれた部分に雨水侵入の形跡がない場合です。モルタルやサイディングのような下地材が劣化していない状態なら、diyでもできるでしょう。
diyはしないほうがいいケース
一方で、失敗の可能性が高くなる劣化状況もあります。一般の方が対処できるものではなく、塗装専門業者に任せたほうがいいレベルです。
外壁全体の20%を占めるような、塗膜の剥がれならdiyでは難しいレベルと言えます。下地の損傷が激しい場合も、diyに向いていません。
壁が完全にひび割れていたり、コケや藻やカビが大量発生したりしているケースです。下地材が腐食して、崩れている場合もあります。構造的な問題や、すでに雨漏りが発生している場合もあります。専門的な診断と補修が必要なので、diyでは向いていないでしょう。
中には塗膜以外の要素が問題になっている場合もあります。外壁が変形していたり、サイディングが浮いていたりする場合です。外壁材と外壁材の隙間である、目地を埋めるためのシーリング材の劣化もあります。
塗装をすれば解決できる問題ではありません。専門知識と技術力が求められるレベルです。
diy補修のメリットとデメリット
diyで外壁塗装の剥がれ補修をする最大のメリットは、費用を大幅に抑えられる点です。屋根と外壁の塗装専門業者に依頼すると人件費がかかります。
diyなら一人で行うわけですから材料費だけで済ませられます。自分のペースで作業を進められるため、自由度は高いと言えるでしょう。
一方、デメリットも無視できません。diyの場合、外壁塗装の専門知識や技術がない方なら失敗のリスクは付きまといます。耐久性や美観まで確保するのは困難と言えるでしょう。
実際のところ、外壁塗装は手間がかかる工事です。汚れを完全に除去し、平滑にもしなければなりません。コケや藻やカビが発生している場合、根っこが残るとすぐに再発します。
下地処理や塗料選びでミスをすれば、仕上がりはきれいでも、すぐに塗膜が剥がれてもおかしくないのです。また、補修した外壁部分と他の外壁を見ると明確に見た目が違うケースもあります。小さい範囲だとしても目立つために、美観を損なうリスクもあるのです。
最大のリスクは高所作業が危険なこと
diyで外壁塗装をする場合、高所は控えてください。とくに高所作業に慣れていない方の場合、危険過ぎます。高所作業に慣れている方さえ、滑落事故が発生しているのです。
サンダルで屋根に上がって作業すると、甘く見ていると命を落とす危険性さえあります。高所の外壁塗装をdiyするなら、脚立で行える範囲にしたほうが無難です。実際に以下のような滑落事故が発生しています。
参照:厚生労働省 職場の安全サイト 二階建て家屋の屋根の塗装作業において、屋根上で滑り墜落
diy補修に必要な道具や材料
外壁塗装の剥がれ補修に必要な基本的な道具と材料は以下でくわしくお話しします。
- 服装は基本
- 作業着
- 作業靴
- ヘルメット
- 脚立
作業着を用意しておきましょう。塗料は簡単に落ちません。半袖・半パンだと、塗料が付着すると普段着で使えなくなります。
また、安全性を考えて、ヘルメットを用意してください。滑落した際、ヘルメット1つで命が助かった事例もあります。靴は汚れてもいいものを選びましょう。滑りにくい作業靴のほうが安心です。一階部分の外壁でも高所はありますから脚立を用意してください。
きれいにするための道具
- 高圧洗浄
- バケツ
- ブラシ
- 洗剤
外壁塗装をする前は、必ず外壁をきれいにしなければなりません。汚れが残っていると、塗料が適切に密着しないからです。塗ってもすぐに剥がれますから、油断できません。
高圧洗浄はホームセンターのものだと、パワーが弱い可能性もあります。水圧が15Mpa以上の業務用高圧洗浄機が必要です。ただ、業務用の場合、水圧が非常に強いため取り扱いには注意してください。
きれいになりそうだと、無駄に外壁へ近づけて噴射すると、問題のない塗膜が剥がれる危険性もあります。外壁にダメージを与える可能性もあるため要注意です。
ただ、塗装面が狭くて手が届くレベルなら、ブラシとバケツできれいにするだけでいいでしょう。外壁塗装用の洗剤を使えばきれいにできます。
- 養生
- マスキングテープ
- 養生シート
- ブルーシート
- 養生カバー
塗装部分以外を汚さないために、養生シートやマスキングテープを貼ってください。底面はブルーシートで養生します。植木や車などには、養生カバーで対処しましょう。
外壁の下処理
- サンドペーパーやワイヤーブラシ
- サンダー(防護マスクや保護ゴーグル必須)
- スクレイパー
- シーリング材
- シーリングガン(=コーキングガン)
- 補修用パテ
このような道具は古い塗膜を剥がし、下地のヒビを補修する道具です。広い壁面に対しては、電動サンダーを使えば楽ですが取り扱いには注意してください。
粉塵も舞って目に入りかねませんから、保護マスクや保護ゴーグルは必須です。危険ですので適切に取り扱ってください。
シーリング材やシーリングガンは、隙間を埋めるための充填剤です。少々のひび割れならシーリング材で補修できます。補修用パテを使用するのもいいでしょう。
塗装
- 塗料
- ローラー
- 刷毛
外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回を行います。2回塗りで済む塗料もありますが、基本は3回塗りです。下塗りで中塗りや上塗りの密着性を高めます。
また、各塗装作業で塗料を塗ったら必ず乾くまで待たなければなりません。広範囲を塗装するならローラーやスプレーガンを使用し、細かい部分を刷毛で塗ります。
diy補修の流れ
以下は外壁塗装の剥がれをdiy補修するための大まかな流れです。
- 安全確保と周辺の養生
- 剥がれ箇所の清掃と除去
- 下地処理
- 塗料の塗布
- 乾燥と仕上げ
DIYより塗装業者に依頼したほうが無難
外壁塗装は狭い範囲でも用意するものが多く、手間がかかり過ぎます。業務用高圧洗浄機器やサンダーもレンタルという選択肢はあるものの、近くにレンタルサービスをしている店がなければできません。
購入すると高額です。高所の外壁塗装をするのも危険が伴います。苦労しても失敗すれば徒労に終わるのです。外壁塗装はdiyより、塗装専門業者に相談したほうが確実と言えます。
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外壁塗装の剥がれ補修は「マルヤマ」へ相談を!DIYとプロ依頼の違いを理解して後悔なしの選択を
小さな外壁塗装の剥がれはDIYで補修可能な場合もありますが、高所作業の危険性や専門的な下地処理、道具の準備、塗料選びなど、思っている以上に手間もリスクも伴います。
とくに広範囲の剥がれや下地劣化がある場合、DIYでは十分な対応ができず、かえって劣化を進めてしまうこともあるのです。
株式会社マルヤマ/プロタイムズ豊田永覚店では、塗装の専門家が丁寧な現地調査のうえで、最適な補修プランをご提案します。費用が気になる方も、まずは【問い合わせフォーム】【メール】【電話】【ショールーム来店】のいずれかから、マルヤマへお気軽にご相談ください。
失敗しないための第一歩は、プロに聞いてみることです。
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