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お役立ちコラム
雨どいの詰まりや割れが引き起こす外壁トラブル|戸建ての雨樋メンテナンス完全ガイド
2025年05月22日(木)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
愛知県豊田市の塗装会社、
代表取締役の丸山です!
戸建ての住まいでは、雨樋の詰まりが外壁トラブルにつながる場合もあります。外壁の汚れや雨漏りのようなトラブルについて、日常的に注意しなければなりません。見て見ぬふりをすると、住まいが極端に劣化する原因になるからです。
外壁は太陽光や雨風によって劣化します。そのため外壁塗装で保護することで、外壁材が直接ダメージを受けないようにしているのです。ただ、外壁の劣化原因は他にも多数あります。
原因の1つは、雨樋の詰まりや破損です。雨樋に不具合が発生していると、外壁にも悪影響をもたらします。なぜ、雨樋の不具合が外壁トラブルにつながるのか?
そこで今回のお役立ちコラムでは、雨樋の詰まりや割れによる外壁劣化の原因やメンテナンスの注意点をくわしくお話しします。
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雨樋の役割とは
雨樋は建物の屋根に降った雨水を効率的に集める設備です。単純に集めるだけではなく、地上へ排水する重要な役割を担っています。
雨水を流すだけではなく、住まいや周辺環境を守る上でも重要な役割を果たしているのです。
建物の外壁を雨水から守る
雨樋がないと屋根から流れてきた雨水は、直接外壁に流れてしまいます。雨が流れた外壁は汚れるだけではなく、ダメージを受けるため劣化につながるのです。外壁を守るために、雨樋は屋根からの雨水を受け止めます。
外壁は雨水によって直接的なダメージを受けなくて済むのです。美観の保持だけではなく、外壁の耐久性を保つという重要な役割を担っています。
建物の基礎や地盤を雨水から守る
屋根から流れてきた雨水は外壁だけにぶつかるだけではありません。他にも基礎周辺や地面にも流れます。また、屋根の面積は広いです。広範囲の屋根に雨水が降ると、一箇所に集中して落下する性質があります。
そのため、集中し落下した部分の地面は大量の雨水が吸収されることになるのです。地面は無制限に水分を吸収できるわけではありません。
限界量がありますし、短時間に雨水が集中することで許容量を超えてしまいます。地面が緩むと、建物を支える力にも悪影響が出て、不同沈下につながるのです。
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建物の内部への雨水の侵入を防ぐ
台風のような強風を伴う雨は、建物内部へ侵入する危険性があるのです。屋根から吹き飛んだ雨水が、外壁の隙間と共に窓際などから建物の内部へ侵入します。雨水はそのトラブルを避けられるのです。
雨樋が適切に機能していると、外壁へ雨水が直接当たる量を減少できます。内部への雨水侵入リスクが減ることは、雨漏りリスクも下がるのです。
周辺環境への配慮
隣家との距離が近いと、屋根からの雨水で迷惑をかけるリスクがあります。話してきたように、地面に落ちた雨水は、泥水を周囲に散らすことになるのです。屋根からの雨水が直接、隣家の外壁や屋根に流れるかもしれません。
雨天時、歩行者が落ちてきた雨水で濡れることもあります。雨樋を設置すると、屋根からの雨水は直接地面へ落ちてきません。雨樋が雨水を一旦集めて、適切に排水するため、隣家に迷惑をかけずに済みます。雨樋1つで、近隣トラブルを避けられて、良好な人間関係を保てるのもメリットでしょう。
雨水の有効活用
雨樋は雨水の有効活用でもメリットがあります。雨樋から流れてきた雨水を単純に排水するのではなく、タンクに貯めて日常生活で有効活用するのです。たとえば、庭の水やりや非常用の水として再利用できます。
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雨樋が機能しないと発生するトラブル
雨樋の役割の中でも少しお話ししましたが、機能していないと起きるトラブルが確かにあるのです。
「外壁に直接大量の雨水が流れ落ちる」
「直下の地面が水浸しになる」
「飛び散った泥水が基礎や外壁の下部を汚す」
などがあげられます。雨樋がない、または破損して機能していない場合に起こり得るトラブルについて、掘り下げてくわしくお話しします。
外壁のシミや変色
外壁に黒ずみやシミの他、変色は単なる汚れや経年劣化で発生している場合がほとんどです。ただ、雨樋の問題が汚れの蓄積や経年劣化を加速している可能性もあります。
雨樋が機能していないと、雨水は意図しない場所に流れ落ちるからです。雨の度に外壁に直接当たり続けると汚れが蓄積してしまいます。雨には空気中のホコリや、排気ガスの他、砂や落ち葉の汚れが混ざっているのです。
雨水が外壁に付着し、蒸発をすると汚れだけが残る場合もあります。その汚れが蓄積されてしまうのです。とくに吸水性のあるモルタルや窯業サイディングのような外壁材は汚れやすいと言えます。凹凸のある外壁材もホコリや泥などが付着しやすいため、汚れやすいと言えるのです。
藻やカビの発生
「雨水が付着しやすい」「汚れがつきやすい」このような外壁では、藻やカビが繁殖しやすい環境になります。とくに隣家との距離が近い、北側のような日当たりの悪い場所は、付着した雨水は乾きにくく、湿っている状態が続くのです。
藻やカビは湿度が高く、汚れのような栄養源があると繁殖します。結果、外壁の広範囲で黒ずみや緑色のシミとなって表出するのです。
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外壁塗装も劣化しやすくなる
外壁材の多くのは外壁塗装をしています。塗膜による保護膜を作って、外壁材が直接ダメージを受けないようにしているのです。ただ、外壁塗装も半永久的な耐久力を持っているわけではありません。外からのダメージ要因によって、徐々に劣化するのです。
主流となっているのはシリコン塗料ですが、約10年の耐用年数があります。ただ、シリコンよりグレードの低いアクリルやウレタン塗料は10年も保ちません。
シリコン以上のフッ素塗料や無機塗料は15年以上の耐久性を誇ります。それでも厳しい環境化なら、劣化が早く進む場合もあるのです。
外壁塗装が劣化すると、今度は外壁材自体がダメージを受けます。吸水性の高い外壁材は水分を吸収すると膨張し、乾燥すると収縮するのです。そのため外壁材がひび割れることも出てきます。雨樋が機能していないなら、屋根からの大量の水が長期間に渡って、外壁材の一部分に集中して流れるわけです。塗膜や外壁材の劣化が進むのも納得できるでしょう。
雨樋による排水が停滞すると構造材にも影響する
雨樋が機能しない原因として、落ち葉やゴミや土砂が詰まることによるオーバーフローがあります。屋根から地上までの排水の流れが停滞することで、雨樋の途中からあふれる現象です。
雨樋からあふれた雨水は、屋根の先端部分である軒先の裏側や、屋根と外壁の接合部まで影響を与えます。軒先からの雨水は外壁の表面を流れます。外壁材の継ぎ目に施工された隙間を埋めるためのシーリング材が劣化していれば、雨水の侵入口になるのです。窓枠や換気扇回りも、防水処理を適切にしていないと雨水の侵入口になります。
雨漏りになれば美観だけの問題で終わらず機能も低下
雨樋が機能しないと雨漏りにつながり、汚れだけではなく住まいの機能面や耐久性のも悪影響をもたらすのです。住まい内部にまで雨水が侵入して断熱材に吸収されると、機能が極端に低下するからです。
湿った断熱材はカビの繁殖を促すため、美観だけではなくカビアレルギーの原因にもなりかねません。また、住まいの構造躯体となる柱や梁のような木材が濡れるのも問題です。木材が一定以上の水分を含むと、木材腐朽菌という木材を腐らせる菌類が繁殖します。柱や梁が腐るわけですから、住まいの耐久性は損なわれるのです。美観だけの問題だけではなく、住まいの耐久性を極端に低下させる大問題になります。
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雨樋の問題は屋根・壁・地面すべてに連動する
雨樋は排水までの流れが停滞するだけの問題ではありません。これまで話してきたように、屋根・壁・地面まで広範囲に悪影響を与える要因です。雨樋の役割は、屋根に降った雨水を効率的に地面へ排水します。
雨樋の破損=排水までの流れが遮断されること
雨樋が破損するわけですから、排水までの一連の流れが遮断されるわけです。外壁の劣化、軒裏の腐食などの問題が発生しやすくなります。基礎部分の水溜まりや湿気による被害など、多くの住まいトラブルにつながる問題です。
築年数が古い場合、雨樋関連だけで外壁トラブルが発生するとは限りません。ただ、メンテナンスを長期間行っていないと、雨樋の破損の原因になっている可能性はあります。
雨樋が原因で外壁トラブルにしないための方法
雨樋の破損が原因で外壁トラブルを起こさないためには、定期的な清掃を心がけてください。年に2回ほど、春や秋の雨がよく降るような時期の前に清掃を行うだけでも結果は違います。雨樋のそばに樹木があるような住まいならとくに意識して清掃してみてください。
目視確認をして、手や軍手で落ち場やゴミを除去します。細かなゴミや泥は柄の長いブラシや小型スコップで丁寧に流すといいでしょう。雨樋に落ち葉を落とさないようにするには、落ち葉やゴミ避けネットの設置も有効です。
また、雨樋が破損している場合は、屋根や外壁塗装専門業者に相談するのが確実です。雨樋の破損だけではなく、勾配や排水口まで問題がないか隅から隅までチェックしてもらえます。
雨樋の変形や広範囲の破損、接続部の複雑な修理は、専門知識と技術が求められます。専用工具も必要になるため、一般の方がDIYで修理するのは困難です。
また、雨樋の清掃も修繕も脚立に上がります。落下すると大怪我につながる危険性もあるため、屋根・外壁塗装専門業者に任せるのがいいでしょう。
参照:厚生労働省 はしごや脚立からの墜落・転落災害をなくしましょう!
雨樋トラブルは「マルヤマ」にご相談ください!外壁と住まいを守る安心サポート
戸建ての雨樋は、外壁や基礎を雨水から守る大切な役割を担っています。もし雨樋の詰まりや破損を放置してしまうと、外壁のシミやカビ、構造材の腐食、雨漏り、さらには地盤沈下のリスクまで発展する可能性があります。
しかし、日々の生活の中で雨樋の異常に気づくことは簡単ではありません。だからこそ、定期的な目視点検や清掃、そして不具合があった場合は早めの補修が大切です。
株式会社マルヤマ/プロタイムズ豊田永覚店では、雨樋の点検・清掃・補修から外壁・屋根のメンテナンスまでトータルでご提案。ご自身でのメンテナンスが難しい場合や、異常が見つかった際はぜひマルヤマへご相談ください。
お問い合わせフォーム、メール、お電話、またはショールームへのご来店も大歓迎です。
住まいの長寿命化と資産価値維持のために、マルヤマが安心のサービスでサポートいたします。
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