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お役立ちコラム
豊田市の工場メンテナンスはマルヤマにお任せ|ガイナは戸建てと工場どっちに向いた塗料?
2025年02月19日(水)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
愛知県豊田市の塗装会社、
代表取締役の丸山です!
外壁塗装を検討する際、いろいろな情報を事前にチェックしている方が非常に多くなっています。特に、使用する塗料については、塗料メーカーが発表している資料から得られる情報を、隅から隅までチェックされていることも多いです。
そこでよく弊社に質問されるのが「ガイナってどうなの?」というものになります。
株式会社日進産業が開発・販売している高機能塗料ですが、このガイナが戸建てと工場のどちらに向いているのかという質問が届きます。
今回お伝えする情報は、あくまでも使用していて弊社が感じている独断情報になるので、全ての業者が同じ意見になるとは限りません。
それをご理解いただいた上で、今回のお役立ちコラムでは「ガイナは戸建てと工場のどちらに向いている?」という質問にお答えしたいと思います。
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基本的なガイナの特徴
まずは、基本的なガイナの特徴について考えていきましょう。ガイナの持つ特性を理解しておかないと、戸建て向きなのか工場向きなのかの判断ができません。
抜群の断熱&遮熱性能
ガイナは宇宙開発のために、スペースシャトルにも使用されている塗料です。地球上よりも太陽に近い場所に行くということは、当然熱の影響も強く受けるということになります。
それにもかかわらず、宇宙空間で宇宙飛行士は平然と生活することができるということは、圧倒的な遮熱性と断熱性を発揮できる塗料だということがわかるわけです。
- 夏場:太陽光の熱を反射・放射し、室温の上昇を抑える
- 冬場:建物内の熱を逃がしにくくし、保温効果を高める
これらの特性を考えると、冷暖房の負荷を軽減し、省エネ効果が期待できるということにつながるわけです。
結露が発生しづらい
遮熱性と断熱性に優れているということは、同時に「湿度を抑える」という効果にも期待ができます。正確には、空気中には必ず湿度が含まれているので、完全に抑えるわけではありません。
しかし、湿度が高くなりすぎると、不快指数がどんどん上がってしまうため、すっきりとした状態にはならないのです。
一方、ガイナを塗装した建物では、室内と室外を隔絶する断熱層を作り出すことによって、温度変化による影響を受けづらい環境が生み出されます。その結果、温度変化の大きな場所というのが発生しづらくなり、湿度が吸着して結露になるということがなくなるのです。
- 表面温度を均一化することで、結露の発生を抑制
- カビ・ダニの発生を防ぎ、室内環境を改善
しかも、結露により水分が集まる状況が発生しづらくなるので、ダニやカビなどの繁殖が抑えられるのが大きなメリットになります。
無機塗料の防音性
ガイナに使用されているセラミック樹脂は、防音性を飛躍的に向上してくれます。これは、外からの音を中に伝えないだけではなく、うちからの音を外に出さないという双方向型のメリットになるのです。
音対策ができる塗料なので、小さなお子様がいるご家庭や楽器を嗜む方などには非常におすすめしたい塗料になります。
- 特殊なセラミックを含む塗膜が音を吸収・拡散し、外部の騒音や雨音を軽減
- 振動を抑え、生活音の伝わりを軽減する効果もある
また、無機塗料に分類されるので、ガイナの耐候期間は非常に長くなります。一度施工したら、数十年単位でメンテナンスを先送りできるというメリットは非常に大きいでしょう。
遠赤外線で周囲を浄化
ガイナには自浄作用があります。セラミック樹脂を使用しているため、ここから遠赤外線が発生することで「輻射熱コントロール」と呼ばれる効果を発揮します。
- 冬の暖房効率UP → 省エネ&光熱費削減
- 夏の遮熱効果で涼しく → エアコンの使用を抑制
- 結露の発生を抑える → カビ・ダニの防止
- 室内の温度ムラをなくす → 快適な居住空間
遠赤外線の効果自体は、これまでご紹介した効果に含まれてくるのですが、これらによって光触媒のような清浄化にも期待が高まるのです。
塗装面は凸凹
ガイナは特殊なセラミックビーズを含んでいる関係上、非常に滑らかな塗装面になるわけではないのです。無機塗料の特性としては、滑らかさというものが挙げられやすいのですが、使用している無機成分によっては、凹凸が強く出てしまうものもあるということになります。
そして、ガイナはこの「凹凸が出る」タイプの無機塗料です。
この特性によって断熱性を確保している反面、低汚染性を考えた時には不利に働くのはいうまでもありません。凹凸が多ければ、汚れが付着しやすくなり、セラミックの多孔構造は根深く汚れがしがみつける環境になるでしょう。これはカビの発生しやすい環境とも言い換えられます。
しかし、セラミックビーズの持つ遠赤外線効果が相まって、カビの繁殖は抑えられるという不思議な塗料だということを理解しておいてください。
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「戸建てと工場」どっちに向いてる?
ここまでご説明したガイナの特性を考えながら、ガイナのメリットをより多く享受できる環境を考えてみましょう。
効率的な効果発揮には「広い屋根と壁面」がほしい
ガイナの遮熱性や断熱性をより効果的に実感するためには、塗装面が広いほど効果を得やすいと言えます。これは、室内が広いほど熱影響を長く受け続けてしまうという物理的な理由があるからです。
単純に、広い部屋を冷やそうと頑張るよりも、狭い部屋を冷やす方が簡単です。その代わり、熱変化が起こりやすい場所というのは、プラスにもマイナスにも動きやすいため、狭い場所はあえて高い効果を発揮する塗料を使用する必要性が低くなります。
一方、広い場所というのは、外力によって温度を上げるのも下げるのもとても大きな力を必要とします。そのため、熱の影響をそもそも受けづらい環境を作っておくことで、エアコン等の外力による温度変化を実感しやすくなるというわけです。
防音性を高めたい
音というのは「振動」によって伝わっています。そのため、より「振動しやすい建物」への塗装で効果を発揮しやすいのが、ガイナの防音性になるのです。
戸建てでも工場でも、音が完全に入り込まない・出さないということは難しいです。しかし、より音の影響を受けやすい建物は、広い壁面と広い屋根を持つ「工場」になります。
【結論】ガイナは工場向き
戸建てと工場を比較した場合、より効果的にガイナの持つ性能を享受できるのは「工場」ということになるでしょう。あくまでも壁面や屋根の面積や、熱の影響の出方、音の影響の受けやすさを考慮した場合なので、戸建てにガイナは必要なしという結果になったわけではないということをご理解ください。
ガイナの持つ断熱性や遮熱性は、他の多くの機能とともに共存しているため、その効果だけが特出しているというものではありません。
ひとつの塗料でより多くの効果を得られる塗料になるので、いくつもの材料を使用して対応するのでは、工場のメンテナンスはコストがかかりすぎてしまうところ、ガイナを使用するだけで複数のメリットを享受できる上にコストダウンを図れるため、工場の方が効果を実感しやすいという結論に至りました。
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【番外編】なぜガイナが戸建て向きではないか
あくまでも工場を比較した場合ですが「ガイナを戸建てに使用しないでも良いのではないか?」と弊社では考えます。その理由を簡単にご紹介しましょう。
戸建ては美観を求める
ガイナはセラミックビーズの特性上、塗装面に凹凸が残りやすく、汚れやすいという特性も併せ持ってしまっています。美観を重視する戸建ての場合、弊社としてはこの特性はマイナスに働いてしまうと感じるのです。
塗装断熱よりも構造で対策する方が効果的
ガイナの断熱性は非常に優れているのですが、物理的に断熱材を追加しやすい戸建ての場合、塗料による断熱性以上の効果を得る方法が、ガイナによる塗装よりも低コストで実現できてしまうという面を持っているのです。
より断熱性を上げられるのであれば、快適性はガイナ塗装よりもよくなるので、あえて使用しないでも良いと考えます。
コストパフォーマンスの悪さ
先でも挙げている通り、戸建てのメンテナンスをする上で、ガイナで塗装するよりも低コストで対策を講じられる部分というのは非常に多くあります。それこそ、効果を比較したときのどちらでも遜色がなく、ガイナ塗装のみで全てを賄えるというのであれば、戸建てでもガイナ塗装を最推しするでしょう。
しかし、それぞれの利便性アップにかけるコストを合わせた場合でも、ガイナだけで十分な効果を得られるというわけではないのです。その結果、ガイナではなく通常のメンテナンス方法をおすすめするというわけなのです。
お問い合わせはこちら!マルヤマが提案する工場メンテナンスの最適解―お気軽にご相談ください
豊田市の工場メンテナンスにおいて、プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマはガイナ塗料にこだわるのではなく、施主様のニーズに最適な塗料と塗装工事を提案しております。
ガイナは断熱性や防音性など多機能なメリットがある一方で、戸建て住宅向けの場合は美観や追加断熱対策が必要になるなど、現場ごとに求められる性能は異なります。そこで、マルヤマは工場、住宅を問わず、各現場の特性や目的に合わせた最適な塗料選定を行い、費用対効果やメンテナンス性を含めた総合的な施工プランを提供しております。
たとえば、広い面積を持つ工場では遮熱や防音効果を重視した塗装工法、また戸建てでは外観の美しさと断熱性をバランスよく実現する方法など、柔軟な提案が可能です。
詳細な施工内容やお見積りについては、問い合わせフォーム、メール、電話、またはショールームへの来店でご相談ください。マルヤマは、施主様のご要望に応じた最適なソリューションを全力でサポートいたします。
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