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お役立ちコラム
太陽光発電の義務化はいつから?最新情報と背景を徹底解説!
2025年01月06日(月)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
愛知県豊田市の塗装会社、
代表取締役の丸山です!
再生可能エネルギーの普及が世界的に進む中、日本でも環境問題への取り組みとして「太陽光発電の設置義務化」が注目されています。東京都の太陽光発電設置義務化は2025年4月からです。
なぜ義務化になったのでしょうか?太陽光発電が義務化される背景や理由について知りたい方も、多数いるはずです。太陽光発電設置には、コストがかかります。大きなコストをかけてまで設置するメリットがあるのか、ピンと来ていない方もいるでしょう。
豊田市で太陽光発電の義務化がスタートしても慌てないように、基礎知識を把握し、準備しておくことは重要です。そこで今回のお役立ちコラムでは、太陽光発電義務化についてくわしくお話しします。
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太陽光発電とは?
太陽光発電とは太陽の光をエネルギー源とする発電方法です。日本では2016年度の時点で累積3,910万kWに達しています。
シリコン半導体に太陽光のような光が当たると、電気が発生する現象を利用した設備です。日本全国どのような場所でも利用できるのはメリットでしょう。洞窟の奥底や地下のような場所ならともかく、太陽の光がないところはありません。
屋根や壁など、利用していないスペースに設置できますから、あらためて設置場所となる土地の取得も不要です。送電設備のない山岳部や農地でも、電源として利用できます。
「便利なのはわかったが、義務化する必要性まではわからない」方もいるでしょう。任意ではなく義務化ですから、誰しもが守らなければなりません。背景にはなにがあるのでしょうか?
太陽光発電義務化の背景
太陽光発電義務化の背景にあるのは、温室効果ガスの増加による地球温暖化です。地球には酸素や窒素や二酸化炭素のような大気があります。
とくに二酸化炭素は、温室効果ガスの代表格です。赤外線を吸収して放出する特徴を持っています。他の温室効果ガスは、水蒸気・メタン、フロン類などです。
太陽光には赤外線が含まれています。赤外線は熱として大気に蓄積されるのですが、地球の表面に戻ってくるのです。戻ってきた赤外線が、地球の表面辺りの大気を温めます。その現象を、温室効果と呼んでいるのです。
温室効果は地球環境の維持のために欠かせません。温室効果がないと、地球の表面温度はマイナスレベルまで低下します。温室効果があるからこそ、地球は平均14度の気温を維持できるのです。
産業革命によるエネルギー消費が二酸化炭素の増加につながっている
イギリスで起きた18世紀後半の産業革命は、人類の生活を大きく変えるものでした。農業中心だった生産活動は工業に移り変わったのです。機械を利用する新技術の登場が世界を大きく変えました。
機械を使ってエネルギーを産出するには、石炭・石油・ガスなどの燃料が大量に必要です。燃料を消費する際、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスを排出します。産業革命前と後では、約40%増加したといわれているほどです。
産業革命で生活利便性は向上して豊かになりました。反面、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスは地球温暖化の原因になっているのです。地球温暖化によって、どのような問題が発生するのでしょうか?
地球温暖化で発生していると考えられる異常気象
諸説ありますが、地球温暖化が異常気象の原因と考えられています。大雨が多くなり、異常に強い台風も発生するようになりました。1901年〜2018年の間で、約0.20m、海面水位が上昇したともいわれています。
2081年〜2100年には、産業革命以前と比較して、気温は1.0〜5.7度上昇するといわれているのです。1年間の平均降水量も、1995〜2014年と比較すると、最大13%増加するという予測もされています。
温室効果ガスの排出量が増えるほど「海面水位の上昇」「異常気象の多発」「生態系の変化」などの危険性が高まるのです。結果、地球は人間が住める環境ではなくなるかもしれない危機感が生まれました。世界的に地球温暖化対策が考えられるようになった理由です。
温室効果ガスが増加する要因は化石燃料と森林減少
石油や石炭の他、天然ガスは化石燃料と呼ばれています。その他、シェールオイル、シェールガス、メタンハイグレードなども化石燃料です。
化石燃料を燃やすと、二酸化炭素をはじめとした温室効果ガスが大量に発生します。発電設備で発電するためには、化石燃料が多量に消費されているからです。プラスチックの製造と廃棄、自動車の運転など、日常生活の中でも化石燃料を消費する場面は多数あります。
森林の面積減少も、温室効果ガスが増加する要因の1つです。木々は二酸化炭素を吸収して酸素を吐き出していますが、減少傾向にあります。森林を農地にするために除去する、燃料のための伐採、異常気象による森林火災などが理由です。
「温室効果ガスの増加」を減らすには、社会変革や個々人のライフスタイルの見直しが求められるようになっています。
世界中でパリ協定をはじめとした対策が取り組まれている
温室効果ガスの増加に危機感を持った国々は、国際的な取り決めで対策に取り組んでいます。中でも重要なのが、2015年に定められたパリ協定です。2020年以降の地球温暖化対策の国際的な取り決めとして締結されました。
パリ協定で「21世紀後半に温室効果ガス排出ゼロ」という目標が掲げられたのです。カーボンニュートラルというもので、先進国から開発途上国まで取り組むように呼びかけられています。
日本でもパリ協定を通じ、積極的に取り組んでいるのです。製造業の分野では、電気使用量減少のために、省エネ性能の機器を各社導入するようになりました。建物自体を省エネ性能の高い構造にする取り組みもしています。
配達業の分野でも、再配達を減少させるために、自宅外の受取ができる取り組みをしているのです。積極的な取り組みの中で、太陽光発電が登場しました。
発電による二酸化炭素排出量を抑制
発電所では電気を作るため、多くのエネルギーを使って二酸化炭素を排出してきました。各家庭で行える対策は、エアコンの設定温度の調整です。夏は普段より設定温度を高くし、冬は低く設定するだけでも電気量を抑えられます。
他にも、LED照明への変更や省エネ性能の高い電化製品の積極的な使用が推奨されているのです。さらに大きな対策は、太陽光発電設備の設置による自家発電でしょう。
太陽光発電とは?東京都をはじめ自治体で義務化がスタートする
太陽光発電はシリコン半導体に光が当たると、電気が発生する現象を利用した自家発電の方法です。太陽光発電は任意で設置するものでしたが、状況は変わりました。東京都をはじめとして、京都府や神奈川県川崎市の他、横浜市も太陽光発電設置義務化に向けて進みはじめています。
2030年までに温室効果ガスを、2013年度と比較して、46%削減する目標を日本が掲げたからでした。東京都では2030年までに、都内の温室効果ガス50%削減を目標とするカーボンハーフ実現に取り組んでいます。
参考:東京都公式ホームページ:2025年4月から太陽光発電設置義務化に関する新たな制度が始まります
太陽光発電設置義務化の内容
太陽光発電設置の義務化のスタートは、2025年(令和7年)4月に予定されています。太陽光発電設備の設置や断熱・省エネ性能の確保などを義務付ける制度です。注意したいのは、すべての住まいが対象ではない点です。大手ハウスメーカー供給の新築住宅が、義務化の対象となっています。既存住宅での太陽光発電設置義務はありません。
面積の小ささや北向きのように、屋根の条件次第では十分な発電量が期待できない場合もあります。大手ハウスメーカーが新築する住まいでも、日照条件が悪い、狭小住宅などの理由で、設置義務から除かれるのです。
太陽光発電の設置義務者となる大手メーカーとは、ハウスメーカーのような事業者が当てはまります。都内で年間二万㎡以上の住まいやビルを建築する事業者が「大手メーカー」です。
参照:東京都2025年4月から太陽光発電設置義務化に関する新たな制度が始まります
太陽光発電設備導入のメリット
太陽光発電設備を導入するメリットは複数あります。「義務化」で「イヤイヤでもしなければならない」イメージを持つ方もいるでしょう。設置や以降のメンテナンスコストを考えると憂鬱になる方もいるかもしれませんが、メリットも多数あります。
二酸化炭素を排出しないことで、カーボンニュートラルに貢献できるのです。毎月の電気代を削減できるのも大きいでしょう。災害への備えとしても、太陽光発電は助けになります。地震や台風でエリア一帯の大規模停電が起きるかもしれません。太陽光発電があるなら、停電時でも電気が使用できるのです。防災力の強化という点でも大きなメリットがあります。東京都の場合、太陽光パネルに対して補助金を出しています。全額自腹ではないため、導入コストの負担軽減が期待できるでしょう。
プロタイムズ豊田永覚店では太陽光発電が設置された住まいの塗装実績があります
各自治体で太陽光発電設備が導入された場合、塗装工事は慎重に行わなければなりません。太陽光発電設備の破損事故を起こさない、安心できる塗装工事専門業者への依頼が必要です。
プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマは、太陽光発電が設置された住まいの塗装実績があります。大手ハウスメーカーも含めて施工実績を積み重ねてきました。一級塗装技能士や一級塗装技能士、外装劣化診断士などの専門家も在籍しておりますので、安心してお任せください。地域密着店として、多くの塗装工事や防水工事を手掛けてきました。
プロタイムズ豊田市永覚店への塗装工事のご相談は、ホームページの問い合わせフォームをご利用ください。その他、電話やメールやショールームでも受け付けております。
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