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愛知県豊田市の塗装会社、

プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマです。

代表取締役の丸山です！

外壁のメンテナンスをしていくと、あるタイミングで「リフレッシュ」しなければならないシーンに出会うことがあります。

・外壁材の耐用年数を超えてしまった

・大きな劣化症状が現れて交換しなければならない

・リコール材に該当してしまった

そんなとき、どの外壁材に入れ替えてやればいいのかというポイントを知っていないと、業者のおすすめするままに入れ替え作業が進んでしまうかもしれません。

しかし、おすすめされたものが本当に「今必要な機能を備えているかはわからない」という点は無視できない部分です。ある程度の予備知識さえあれば、あなた自身が求める答えに一歩近づけるはずです。

今回のお役立ちコラムでは「業者がおすすめしがちなALC外壁の特性や機能」について考えていきたいと思います。

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【豊田市】サイディング外壁の主な劣化症状・外壁塗装をするメリット

ALC外壁って何？

ALC外壁は「Autoclaved Lightweight aerated Concrete」という、非常に長い名前のついたコンクリート外壁になります。それぞれの頭文字を拾い上げた結果「ALC」と言われています。

このALC外壁にどんな特徴があるのか見ていきましょう。

特徴

ALC外壁の特徴はいくつかあります。一般的なコンクリート外壁のようなツルッとした滑らかな石の感じはなく、軽石のような多孔性の表面を持った外壁です。高音で高圧力な上記を活用して成形するので、このような気泡を多く含んだ形になります。

外壁ばかりではなく、床や屋根にも使用されている上に、間仕切り材としても使用されている、建物を総合的にカバーできる材料になっているので、多くの業者が取り扱いやすい材料です。

ALC外壁のメリット

ALCの持つ「軽量気泡構造」は、断熱性を生み出すのに非常に効率的な特性になっているため、外壁材として使用すると「物理的な断熱構造」を作り出すことができます。この特性は外壁だけに付与できるのではなく、あらゆる部分に使用することで建物の断熱性を飛躍的にアップさせることができるのです。

さらに、軽量とはいえ素材そのものは「コンクリート」なので「難燃性」をあげることにもつながります。つまり「耐火性が上がる」というわけです。火事にも強い建物にするなら、ALCは非常に優秀な材料だと言えるでしょう。

そして、多孔構造で空気の層が作られるため、遮音性にも優れた材料なのです。外からの騒音も、中からの生活音も、両方ともをお互いに影響しないようにできるという優れた建築材がALC外壁だということです。

ALC外壁のデメリット

ALC外壁は、非常に優れた外壁材であるものの「パネルタイプ」の外壁材となるため「継ぎ目が多い」というデメリットを持っています。

メンテナンスの手間が増える

サイディングにもいえることなのですが、パネルタイプの外壁材の場合、どうしても「シーリング材の劣化」がつきものなので、メンテナンスの手間が多くなってしまうのです。

シーリング材の打ち込みにはある程度の経験が必要になってくるため、技術の足りない職人が施工すると、部分的に空洞化が発生してしまい、雨漏りのリスクが増えてしまうでしょう。

しかも、ALC外壁はサイディングよりも小さいため、シーリングを打つ範囲が増えてしまうため、この空洞化が発生する可能性が高くなってしまいます。

また、ALC外壁は多孔構造になっているために「吸水性」が高く、内部に水分が入り込むことで膨張してひび割れが発生しやすくなるという点もデメリットといえるでしょう。

このデメリットを解消するためには、適切な防水対策となる塗装を施す必要があります。使用する塗料を選ぶことで、より多くのメリットを増やすことも考えられますが、その場合「外壁塗装のコスト」が高くなっていくため、ここもALC外壁のデメリットといえる部分になります。

外壁材の中では高額

ALC外壁は軽量な材料ということで導入コストが安くなりそうな印象を持ちますが、実は他の外壁材を選ぶよりも高いという最大のデメリットを持っている外壁材なのです。

・窯業系サイディング：3,000円〜

・金属系サイディング：4,000円〜

・モルタル：4,500円〜

・ALC外壁：7,500円〜

窯業系サイディングは、モールド型で焼き上げられるため、現在は非常に安く成形することができるようになりました。そのため、導入コストは非常に安くなっています。

金属系サイディングも、プレス加工で作られているため、製造コストは比較的安いです。そして、使用しているのが金属ということもあり、若干の値上がりはしますが、窯業系サイディングと同じように導入コストも高くなりすぎません。

サイディングは、導入する際にパネルタイプになっているため、職人の技術に左右されることなく一定の美観を確保することができますが、モルタル壁は完全に職人の腕前によって仕上がり方が大きく変わってしまいます。

俗に言われる「塗り壁」になるため、モルタルに混ぜる骨材や配合によっても耐久性に違いが出てきます。衣装を凝らしてアート要素を取り入れたい場合には、技術だけではなく美的センスも必要になるでしょう。

これらの要素を考えたとき、モルタルの外壁はサイディングを選ぶよりも高額な外壁になりがちです。その上乗せされる金額のほとんどが技術料なので、よりハイレベルな職人の手による作品になるほどに金額に反映されてしまうでしょう。

そして、肝心のALC外壁はこれらの外壁よりも圧倒的に高額な外壁になっています。これは、圧倒的な製造コストが原因なので、コストを落とすことは難しいです。高温の中でこう圧力をかけながら多くの気泡を発生させながら焼成するALCは、その環境を設備するのにも非常に大きなコストがかかっています。

耐久性が高く、耐用年数が長いという特徴があるため、導入コストが高くなったとしても元を取ることはできますが、断熱性や遮音性を考えるのであれば「サイディングで十分」という見方もできてしまうのです。

そのため、ALC外壁をあえて選ぶメリットが少ないというのが最大のデメリットといえるでしょう。

ALC外壁を使用する際の注意点

ALC外壁を導入する場合、これからご紹介する点に注意をして採用することを忘れないでください。他の外壁と違い、ALC外壁はその特性を理解していないと十分な効果を発揮することができなくなってしまいます。

つまり、外壁材に対する知識をしっかりと持った業者に工事を依頼することが重要だということです。

防水性を確保する

ALC外壁の吸水性の高さはすでに説明していますが、ここで重要なのは「使用する塗料によって耐用年数が変わってしまう」ということです。塗料の特性は「外壁塗装と同じ」なので、適切な工事を行える業者であれば無難に「シリコン塗料」を使用するはずです。

しかし、導入コストが高いという理由から、できるだけコストを抑えたいというご要望に対し、アクリル塗料を使用してしまうケースも稀に発生しています。

アクリル塗料は、塗料そのものの耐久性が低いため、5年以内に塗り直しが必要になってしまいます。確かにアクリル塗料でも防水性は確保できるのですが、早期塗り替えが必要ということは「旧塗膜を剥がさなければならない」ということになります。

このとき、高圧洗浄やケレンといった作業により、多孔構造のALC外壁はボロボロに崩れやすくなってしまうのです。

つまり、ALC外壁を最大限有効活用するには「防水のための外壁塗装にも高耐久性の塗料を使用する必要がある」ということを理解していなければならないということを覚えておきましょう。

シーリング材の耐候性の確保

ALC外壁は、サイズ的に小さなパネルタイプの外壁材です。そのため、継ぎ合わせる際のシーリング材がメンテナンスタイミングの鍵を握ることになるということを覚えておいてください。

サイディングでもいえることですが、劣化症状が発生するのは「外壁塗装→シーリング材」という流れが正しい順番です。この順番がずれてしまった場合、ある日突然ALC外壁のパネルが落下するかもしれません。

基本的に、外壁塗装よりもシーリング材の耐用年数の方が数年長いように設定して材料を選びます。しかし、コストを抑えるためにシーリング材の品質を下げてしまう業者が時々存在してしまうのです。

そうすると、例えばシリコン塗料で10年の耐用年数を確保しているのに、シーリング材は7年の耐用年数の組み合わせで使用してしまうと、外壁塗装のメンテナンス期間に合わせてシーリングの打ち替えも行うことになるので、運が悪ければ外壁が崩壊する可能性があります。

このような失敗は完全に業者のミスですが、依頼者様側でもこの事実を理解していれば間違いに気づくことができるわけです。

定期メンテナンスは必須

これは多くを語る必要がありません。定期点検とメンテナンスは、家持ちになった時点から始まる絶対事項です。適切なメンテナンスを心がけましょう。

仮に、定期メンテナンスをせずにいた場合、新築物件でも10年後にはボロ屋になっていてもおかしくありません。しっかりとメンテナンスをしましょう。

ALC外壁を長く使用し続けたいならマルヤマにお任せ！

ALC外壁を確実に性能発揮させるには、素材そのものの特性を理解していなければなりません。それは業者の領分となるため、常に多くの情報を正しく知識としてアップデートできている業者と付き合いを持つことが重要です。

プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマでは、トヨタ工場のメンテナンスを全般に任されているため、常に最新で最先端の素材や技術に対する勉強を怠ることはありません。ALC外壁もそのひとつで、適切な施工方法や独自の応用がすでにノウハウとして共有されています。

ALC外壁によるメリットを最大限発揮させたいという方は、ぜひ一度丸山までご相談ください。最適なプランをご用意いたします。