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愛知県豊田市の塗装会社、

プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマです。

屋根の葺き替えやカバー工法で使用したいという屋根材に「スーパーガルテクト」という名前がオーナーの皆様から上がってきます。

建築材に詳しくなっていただくのはありがたいことですが、意外にも「スーパーガルテクトがどこの製品でどんな特徴を持っている」まで理解した上で口にされる方は少ないのが現実です。

カバー工法で対処した口コミの中に商品名があったり、番組で取り上げられていた情報で耳にしたからという理由でスーパーガルテクトを望まれる方もいるので、しっかりと理解していただこうと思います。

今回のお役立ちコラムでは「スーパーガルテクトの基礎知識」を徹底的にご紹介したいと思います。

スーパーガルテクトとは

スーパーガルテクトは、アイジー工業株式会社が製造販売している金属屋根材です。

ガルバリウム鋼板を進化させた「超高耐久ガルバ」という金属鋼板を使用しているため、通常の金属屋根材よりも優れているとされています。

超高耐久ガルバは、基本的な構造はガルバリウム鋼板と変わりません。ただし、マグネシウムメッキを施しているため、沿岸部での使用にも耐えることができます。実は、ガルバリウム鋼板は沿岸部の潮風にめっぽう弱く、数ヶ月以内にサビが酷いことになってしまうのです。

スーパーガルテクトは、超高耐久ガルバを使用しているため、内陸部だけではなく沿岸部でも使用できる優れた屋根材なのです。

また、一般的なガルバリウム鋼板のメッキ部分と比較すると、メッキの厚みが1.25倍となっているため、表面の耐久力にも自信があります。このおかげで、スーパーガルテクトは以下の内容を保証しているのです。

• ・塗膜15年
• ・赤サビ20年
• ・穴あき25年

この3つに対し、メーカーが長期保証を敷いています。

カラーバリエーション

スーパーガルテクトのカラーバリエーションは、決して豊富ではありません。

• ・SFブラック
• ・SFブラウン
• ・Sシェイドブラック
• ・Sシェイドブラウン
• ・Sシェイドブルー
• ・Sシェイドモスグリーン
• ・Sシェイドチャコール
• ・Sシェイドワインレッド

以上の8色のみのカラーバリエーションなので、屋根の色を選ぶということは難しくなります。もちろん、屋根塗装を施すことで対応することは可能ですが、メーカーから売り出されているカラーバリエーションは8色のみです。

また、種類によって世王位されている色が違うため、全てのスーパーガルテクトで全しょく対応しているわけではありません。

本体規格

スーパーガルテクトの1m2あたりの重量は5kgです。これは、通常のスレート屋根に比べると1/4ほどの重さであり、和瓦屋根の1/10に相当します。仮に120m2の建物にこれらの重さを適用すると、以下のような状態が成り立ちます。

これだけの重量差があると、地震発生時に建物の揺れ方が大幅に変わってきます。重量物が高い位置に存在している建物の場合、家は大きく揺れます。

その揺れは外壁を割り、建物の損壊へと導いてしまうのです。スーパーガルテクトのように非常に軽量な屋根材であれば、建物の耐震性も向上することがわかるはずです。

しかし、軽量な屋根材の場合「突風に耐えられない」のではないかという意見も出てきます。重さがあれば吹き飛ばされる恐れがありませんが、軽量な屋根材では吹き飛ばされる心配をしなければならないのも事実です。

スーパーガルテクトは、風速65m/sの強風に対しても飛散するようなことはないという試験結果が出ています。

使用上の注意

スーパーガルテクトを使用する際、導入コストが高くなることをご理解ください。通常の屋根材と比較すると、1.2〜1.4倍ほどの導入コストが必要です。この導入コストに関しては、ランニングコストで十分相殺できるため大きな問題とはなりません。

スーパーガルテクトを導入する際、一番注意しなければならないのは「業者の誇大広告」です。よく「スーパーガルテクトなら30年メンテナンスフリー」なんて誘い文句を言う業者が存在します。

しかし、アイジー工業では1個とも30年メンテナンスフリーなんてことは言っておらず、定期的にメンテナンスをしなければ期待している耐用年数すら全うすることは難しくなるでしょう。

金属屋根材の多くは、無傷で表面の塗膜が安定している状態であれば、屋根材の劣化が少ないです。しかし、屋根に設置されていれば飛来物がぶつかることや鳥が乗ることもあるでしょう。汚れは表面の耐久性を奪い、砂埃は傷をつけていきます。これらに対し、適切に再塗装を施すことで機能や効果を維持できるのです。

業者の誇大広告は、最悪の場合「特商法違反」に該当するため、あまりにも大きなことを言う業者には注意してください。

スーパーガルテクトの種類

スーパーガルテクトは3種類用意されています。

• ・スーパーガルテクト フッ素
• ・スーパーガルテクト
• ・スーパーガルテクト C

それぞれの特徴を覚えておきましょう。

スーパーガルテクト フッ素

表面をフッ素樹脂塗料でコーティングしているスーパーガルテクトです。

カラーバリエーションは「SFブラック」「SFブラウン」の2色で、補修時には表面を一度荒らした上でタッチアップしなければ塗料が付着しません。

スーパーガルテクト

最も一般的なスーパーガルテクトで、遮熱性鋼板と断熱材が建物の快適性をアップさせてくれます。

使用している塗装方法は「ちぢみ塗装」という工法を用いることで、意匠に富んだ屋根を作り出すことができるのです。

スーパーガルテクト C

スーパーガルテクトの短尺版です。2,960mmある全長のスーパーガルテクトに対し、コンパクトバージョンは1,820mmと1,140mmも短いため、狭小地への運び込みも楽に行えるでしょう。

アイジールーフを使用できる条件

スーパーガルテクトは、アイジー工業株式会社の「アイジールーフ」と呼ばれる屋根材の商品名です。つまり、アイジールーフの中にスーパーガルテクトが含まれると言うことを覚えておいてください。

この「アイジールーフ」を使用するには、ちょっとした条件があるので、これをしっかりと理解しておかなければなりません。間違った使用方法をすると、十分な効果を発揮することができなくなってしまいます。

積雪30cm以下

アイジールーフは、降雪地域で使用するには向いていません。日本海側のような、毎年激しい降雪が予想される地域で使用すると、30cm以上の降雪時に「すが漏れ」を起こす恐れがあるのです。

すが漏れとは、屋根に積もった雪がその場で溶けてしまい、家の中に雨漏りとして現れてしまう現象のことを言います。万全な状態でスーパーガルテクトを使用したい方は、お住まいの地域が降雪地帯ではないことを確認した上で選んでください。

沖縄・離島以外

沖縄や離島は、内陸部に比べて気象条件が非常に厳しいため、安定した性能を約束できません。紫外線の強さや潮風に年中晒されることを考えた場合、想定外のトラブルが発生する可能性があるのです。

そのため、メーカーでは沖縄や離島ではアイジールーフを使用できないと定めています。

スーパーガルテクトの施工はマルヤマまで！

スーパーガルテクトは、新築以上に「リフォーム時に役立つ屋根材」です。この効果を十分に実感したいと言う場合は、スーパーガルテクトの特性を十分に理解している施工業者に仕事を依頼することが重要だと言えるでしょう。

もし、大人気のスーパーガルテクトを使って屋根のリフォームをしたいと言う場合は、是非とも弊社プロタイムズ豊田永覚店/株式会社マルヤマまでご相談ください。

また、弊社は雨漏り修理のスペシャリスト集団「雨漏りのスーパードクター雨漏り119」の登録店でもあります。診断から修理までをワンストップで行えるため、雨漏りにお悩みならば、ぜひ弊社にご相談くださいませ！