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お役立ちコラム

8種類の屋根素材の特性/塗装の必要性やタイミングについて

2022年04月21日(木)

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本日は塗装に関わってくる「屋根」についてです。
住宅に使われる屋根にも様々な特徴や性質があり、
特性に合わせた塗装を行うことで、住宅の「美観」「保護」
の維持を行うことができます。主な屋根の種類が下記となります。

1．粘土瓦
2．セメント・コンクリート瓦
3．化粧スレート
4．天然スレート
5．トタン
6．ガルバリウム鋼板
7．銅板

8．アスファルトシングル

1.粘土瓦

＜特徴＞
・粘土（岩石が風化してできた粘性のある土）を瓦の形状に圧縮成形して乾燥後に1,000～1,250度程度の高温度で焼成して得られる建築資材
・ 日本瓦/和瓦/いぶし瓦/陶器瓦などと呼ばれることもある
・耐用性に優れていることから、奈良県元興寺で1400年経った今でも使われているほど
＜メリット＞
1．耐用年数が長い(50年以上)
2．デザイン性が高い
3．断熱性が高い
4．防音性が高い
5．結露しにくい
6．塗装が不要
＜デメリット＞
1．工事費用が高い

2．重いため耐震性が低下する

2．セメント・コンクリート瓦

＜特徴＞
・セメントと砂を混ぜて作ったモルタルを瓦の形状にかたどって仕上げ
・表面には布目模様があり、表面の塗膜はカッターで傷が付く
・粘土瓦よりも安価の為一時期流行
・塗膜が劣化し吸水してしまうと、成分のカルシウムが流出し、表面がざらざらし割れやすいくなる(フィラーで凹凸を埋めていく)
・瓦自体が劣化してしまうと塗装を行っても回復することはない為、如何に早くメンテナンスを行うかで寿命が大きく変わる
・耐用年数30年程度
＜メリット＞
1．粘土瓦より安い価格で瓦のデザインを取り入れられる
2．断熱性が高い
3．防音性が高い
＜デメリット＞
1．粘土瓦よりも耐用年数が短い
2．重いため耐震性が低下する
3．塗装が必要(15~20年程度で)

4．現在ではほとんど生産されていない

3．化粧スレート

＜特徴＞
・人工スレート/コロニアル/カラーベストとも言う
・セメントに繊維素材を混ぜて薄い板状に加工したもの
・カラーバリエーションが豊富なため、外壁塗装の色に合わせやすい
・耐用年数20〜25年
＜メリット＞
1．工事価格が安い
2．瓦よりも軽くて耐震性が高い
3．工事できる業者が多い
＜デメリット＞
1. 割れやすい
2. 塗装が必要(10～15年程度で)

3. 2004年以前の商品はアスベストを含むおそれがある

4．天然スレート

＜特徴＞
・材料である粘板岩は、薄板状に割れやすい岩石なので、屋根用に加工しやすい特徴がある
・防火性や防水性に優れた材料として、古来のヨーロッパにおいても天然スレートを用いた屋根が多く採用されていた
・素材そのものが、屋根材として優れた特徴をもっており、表面に塗装等の
・耐用年数20年〜
＜メリット＞
化粧スレートに比べると天然石にしかない美しさがある
＜デメリット＞
1. 化粧スレートに比べると価格が高い
2. 重いために耐震性が低下

3.塗装が必要(10~15年程度で)

5．トタン

＜特徴＞
・亜鉛でメッキ加工した薄い鉄板素材
・耐用年数10〜20年
＜メリット＞
1．工事価格が安い
2．軽量で耐震性が高い
＜デメリット＞
1．耐用年数が非常に短い
2．錆びやすい
3．断熱性が低い
4．防音性が低い

5．塗装が必要(10年前後で)

6．ガルバリウム鋼板

＜特徴＞
・アルミニウム55％、亜鉛43.4％、シリコン1.6％から成る、アルミ亜鉛合金めっき鋼板
・コストパフォーマンスに優れているため、金属の屋根材では最も人気
・耐用年数30年程度
＜メリット＞
1．軽量で耐震性が高い
2．金属素材としては錆びにくい
3．防水性が高い
4．安価で工事ができる「カバー工法」に最適
5．複雑な形状の屋根にも対応できる
＜デメリット＞
1．キズが付きやすい
2．防音性が低い

3．塗装が必要(10～15年程度で)

7．銅板

＜特徴＞
・銅製の板を屋根に張り付けたもの
・耐用年数60年〜
＜メリット＞
1．耐用年数が最も長い
2．錆びても耐用年数が短くならない
3．塗装が不要
4．軽量で耐震性が高い
＜デメリット＞
価格が最も高い

2．工事ができる業者が非常に少ない

8．アスファルトシングル

＜特徴＞
・ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に石を吹き付けたシート状の屋根材
・耐用年数20〜30年
＜メリット＞
1．軽量で耐震性が高い
2．錆びない
3．割れない
4．デザイン性が高い
5．複雑な形状の屋根にも対応できる
＜デメリット＞
1．風で吹き飛びやすい
2．表面の石が落ちやすい
3．カビやコケが生えやすい
4．工事ができる業者が少ない

5.塗装が必要(10~15年程度で)

いかがでしたでしょうか？
新築や塗装をお考えの方は参考にしてみてください！

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